要介護(寝たきり)になる原因

話題のロコモってなぁ~に?

ロコモティブシンドロームって何?

以前は全く知らないという方も多かったロコモティブシンドロームですが、
最近になって少しづつ認知されてきました。
そもそもロコモってなに??という方に徹底解説します!

将来の寝たきり予備軍「ロコモティブシンドローム」

ロコモティブシンドロームは、日本語にすると「運動器症候群」といいます。
運動器の機能が衰えて歩行に支障をきたし、介護が必要になる状態のこと、またはそうなる危険性が高い状態のことを指します。
ここでいう運動器とは、身体活動に関わる諸組織・器官の機能的連合を指し、『骨』『軟骨』『筋肉』『関節』『神経』『靭帯』『腱』などの組織を含みます。

各組織が連動して働くことで体は動いており、どこか一つでも
不調に陥ると体を動かすことは困難になってしまいます。
なお、Locomotiveとは「運動の」「移動力のある」という形容詞の訳以外に「機関車」を意味する言葉でもあります。
細かいパーツが組み合わさり力強く能動的に走る機関車のように、人間の体も全ての組織が連動して力動的・積極的に生きて行こうという意味を込めていることを、ロコモティブシンドロームという言葉が改めて思い出させてくれます。

免れないQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の低下

厚生労働省が平成23年に発表した簡易生命表によると、日本人の平均寿命は男性が79.44歳、
女性が85.90歳です。
この数値から、日本は長寿国であることがよく分かりますが、高齢になればなるほど日常生活で介護を必要とする確率も上がります。
ご長寿といえども、実は自立できない寝たきり状態で生活している方も大勢いらっしゃるのが現実です。
そこで、実際の寿命とは異なり、元気に自立した生活ができている期間『健康寿命』という概念が注目されています。

厚生労働省が算出した近年の日本の平均健康寿命によると、2010年の時点で男性は70.42歳、女性は73.62歳という結果でした。
平均寿命と比較すると、男性で約9.02年、女性で12.28年下回っています。
これは、人生最後の9~12年間は、介護が必要だったり、寝たきりになっている状態であることを意味しています。

以上の事実からも、健やかな老後をおくるためには、若いうちから身体の運動器を大事にケアしておくことがいかに大切か分かります。
ロコモティブシンドロームは高齢になってから初めて考える問題ではなく、若い働き世代、特に40代の方々には非常に重大なテーマであると言えるでしょう。

  • 介護が必要になる主な原因とは?

ロコモ予防推進企業 味の素ヘルシーサプライをインタビュー

食育指導士・相楽まりこさんが、ロコモ予防の推進活動を積極的に行う、味の素ヘルシーサプライさんに訪問し、ロコモの疑問や、予防法、今後の活動についてインタビューしました。

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