2つある原因とは

話題のロコモってなぁ~に?

ロコモになる原因は?

ロコモが起こる主な原因には運動器の機能低下があげられます。
その運動器とは何処を指すのか、またどのようなことに気をつければ
回復が見込めるかなどご紹介します。
早めに気がつき対策を立てることが大切です。

主な2つの原因

ロコモティブシンドローム(以下ロコモ)が起こる主な原因は複雑で様々ですが、大きくは2つに分けられます。

1.筋力、バランス、関節可動域などの身体機能の低下
2.変形性膝関節症、腰部脊柱管狭搾症、骨粗鬆症などの疾病

これらの2つの要因は、それぞれ加齢の影響を受けて起こることに違いはないのですが、自分の力でもとに戻せるか、戻せないのかという点に着目すると、違いがあります。

1に関わる筋力、バランス能力、関節可動域については、加齢による筋肉の減少や運動不足によって引き起こされるため、適切なトレーニングで鍛えれば、ある程度の回復が見込めます。
一方、2の骨や関節に関する疾病は、気づかないうちにある程度進行してしまうと、自力での回復が困難になることなので、早めに気がつき対策を立てることが大切です。

ロコモは生活習慣病の一つ

ロコモは加齢の影響を受けて発症しますが、継続的によく運動していた人は、そうでない人と比べて将来のロコモのリスクが低くなると言われています。
これは、前の段落で説明したとおり、生活習慣の中に運動を取り入れていた人は、筋力やバランス能力、柔軟性などが鍛えられ、運動器の能力を維持することができるからです。
逆に、運動の習慣がなく体を動かさない人は、筋肉量の減少や骨密度の低下、肥満の問題などが起こりやすく、ロコモになりやすい要因を自ら招き入れている状態だと言えます。

また、ロコモを悪化させる要因の一つとして、食生活の乱れも指摘されています。
骨や筋肉の材料となる栄養素を日々の食事からきちんと摂取できない状況が続くと、運動器の機能低下スピードが速まります。

以上のように、ロコモには普段の生活が深く関係している面がある為、生活習慣病の一つとして考えられています。

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