疲れ目と眼精疲労、違いと原因について解説します。病気の原因や症状、対策方法まで、健康づくりに役立つさまざまな情報など。

気になる病気や症状がある場合は調べてみましょう。

【疲れ目と眼精疲労、違いと原因】

眼精疲労イメージ1

疲れ目と眼精疲労は似ているようで異なります。疲れ目を放置し、悪化した状態や継続的に疲れ目が続く状態が眼精疲労です。眼精疲労にまで進むと頭痛や肩こりだけでなく、めまいや吐き気の原因にもなり、生活の質が完全に下がってしまいます。疲れ目を感じたら休むことをきちんと取り入れる必要があります。また目を酷使していなくてもストレスで起こる眼精疲労にも注意が必要です。

パソコン・スマートフォン・テレビ・漫画・本や雑誌など、私たち現代人が住む世界は、目から入ってくる情報に満ちています。特に近年はスマートフォンの普及により、仕事はもちろんプライベートでも液晶画面に向き合う時間が増え、以前に比べて目にかかる負担の増加は計り知れません。また、夜型の生活や不規則な生活を送る人が増えていることも、本来日中に酷使した目を休める時間である睡眠の時間を大幅に削ってしまっています。

目の疲れと眼精疲労は違うの?

いわば現代病とも言える「疲れ目」と「眼精疲労」。この二つは混同されやすいのですが、実は異なる症状を言います。


・「疲れ目」の症状は?
疲れ目とは、目を使いすぎたことによる一時的な目の疲れのことです。症状が目だけに現れることも特徴で、具体的には 目の痛み/目の渇き/視力の低下/ピントが合わせづらくなる/目を開けにくくなる などが挙げられます。疲れ目であれば一晩ぐっすり眠ったり、十分な休息をとることで症状は解消されます。


・「疲れ目」の原因は?
疲れ目の原因で特に最近多くなってきたのは、長時間のパソコンやスマートフォンの利用です。パソコンやスマートフォンの画面を長時間同じ姿勢、同じ距離で見ていると、目の周りの筋肉が固まったまま疲労し、フリーズしてしまいます。するとそれ以外の距離にピントをあわせようとしても合いにくくなったり、ぼやけたりする症状につながります。他にも、メガネやコンタクトレンズが合っていない場合や、老眼が始まってきた時にも、疲れ目が起こりやすくなります。


・「眼精疲労」の症状とは?
眼精疲労とは、目を使いすぎたときだけでなく、常に現れている症状です。症状は目だけに限らず、全身に現れるのも特徴です。具体的な症状に、
肩こり/頭痛/不眠/吐き気/食欲不振
などが挙げられ、さらに眼精疲労が悪化すると自律神経にも影響が出て、ストレスにより、抑うつ・不安感などの症状が現れることがあります。
眼精疲労になるとたっぷり睡眠をとっても、目の痛みや頭痛・肩こりなどの症状が翌日以降も残ったり、一時的に回復してもすぐに症状がぶり返したりします。


・「眼精疲労」の原因は?
疲れ目の症状を感じていても十分に休息を取らなかったりして、継続的に疲れ目を感じる状況にある場合に、疲れ目が眼精疲労に進展することがあります。 また、それほど目を酷使しているわけでもないのに目の疲れを感じる場合は、精神的なストレスが原因かもしれません。ストレスにより自律神経の交感神経と副交感神経のバランスが悪くなると、血液の流れが悪くなったり、目を保護している涙の分泌量が少なくなったりして、眼精疲労になることもあります。他にも、風邪や病気で体力が低下している時も、眼精疲労の症状があらわれる時があります。

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【疲れ目と眼精疲労をもっと知る】

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