アミノ酸には数多くの効果・効能が期待されている
アミノ酸はたんぱく質の材料であり、たんぱく質によって私たちの体はつくられています。 皮膚、髪、内臓、筋肉、骨、血管など体のほぼすべてにアミノ酸は含まれているのです。 また、独自で体内で作用し、生命活動を支えているアミノ酸もあります。 このように体内でさまざまな働きをしているアミノ酸ですが、その効果で大まかに分類すると以下のようになります。
- 免疫力の向上 アルギニン、グルタミン
- 体力や筋力の向上 ロイシン、イソロイシン、バリン、アルギニン、グルタミン(アミノ酸と筋肉)
- 脂肪燃焼促進 リジン、プロリン、アラニン、アルギニン(アミノ酸とダイエット)
- 集中力の向上 チロシン、アルギニン、フェニルアラニン、イソロイシン、グルタミン
- リラックス効果 トリプトファン
- 美肌、美髪効果 プロリン、ヒドロキシプロリン、アルギニン、システイン、オルニチン(アミノ酸と肌)
人の生体に含まれるアミノ酸は20種類で、それぞれ働きが違います。 バランスのとれた食事をすることが一番大切ですが、上記を目安に、目的や必要に応じてアミノ酸を補いたいときはサプリメントを上手に利用するのも一つです。
アミノ酸が不足すると・・・・
アミノ酸はたんぱく質を構成しているだけでなく、体内で独自の働きを持っているものもあります。 そのため不足すると全身にトラブルが生じる可能性があります。 例えば、細菌やウィルスと戦う抗体もたんぱく質でできているため、抗体不足により免疫力が下がり風邪をひきやすくなりますし、疲れやすい、集中力が低下するなどの症状が表れます。 また、血液に含まれるアミノ酸が不足することで貧血やめまいなども起こりうるでしょう。つまりアミノ酸と疲労回復は特に重要です。
他にも肌荒れや筋力の低下など、アミノ酸不足は体の不調を示すサインが数々表れてきます。 日本ではほとんど見られませんが、食糧不足の国の子供たちはたんぱく質不足による栄養失調が多く見られます。 とくに1~3歳の子供でたんぱく質が不足すると、知的障害や発育障害、筋肉の委縮やむくみなどの症状が発症します。 生体を構成しているたんぱく質、そのたんぱく質の材料となるアミノ酸は、生きていくうえで欠かせないものなのです。