顔全体のたるみの原因と対処法について解説します。病気の原因や症状、対策方法まで、健康づくりに役立つさまざまな情報など。

顔のたるみの原因は何でしょうか？その原因は２つあります。１つが「顔の筋肉の衰え」。もう１つが「顔の皮膚の衰え」です。皮膚の衰えについてはイメージしやすいと思いますし、たるまないように保湿などのスキンケアを念入りに行っている人も多いと思いますが、皮膚は内側から作られるもの。外からのケアだけでなく必要な栄養補給も行ってください。また表情筋対策として表情筋トレーニングを組み合わせることで顔のたるみは解消されやすいのです。

加齢とともに気になる顔のたるみ。30代後半くらいから気になりはじめる人が多いようですが、近年はPCやタブレット・スマートフォンの普及と共に、うつむいた姿勢で長時間いることが長くなったことが原因で顔がたるんでしまう「スマホ顔」なんていう言葉も耳にするようになりました。
そもそも顔のたるみの原因は何でしょうか？その原因には２つあります。１つが「顔の筋肉の衰え」。もう１つが「顔の皮膚の衰え」です。皮膚の衰えについては理解できると思いますし、なんらかのケアをしている人も多いはずです。でも「顔の筋トレ」は怠っている人がおおいのではないでしょうか？
体の筋肉と同じように、顔の筋肉も使わなければ細くなり衰え、皮膚のたるみ以上に顔のたるみの原因となるのです。 ふとした瞬間、鏡に映る自分の顔をみて顔全体のたるみに気がつくこともあれば、気づかないうちに顔がたるんでいることもあります。ほうれい線やいわゆるゴルゴライン（目の下から頬を横切るシワ）が深くなってきたというのが一番わかりやすい顔のたるみですが、毛穴が気になるようになってきた、毛穴が大きくなっているというのは、気づかないうちに顔がたるんでいるサインの一つです。いずれも外からと内からのケアで対策は可能です。

外からのケアは表情筋トレーニングと正しいスキンケア

私たちは知らず知らずのうちに同じパターンの表情しかしなくなっていて、60種類以上あるといわれる表情筋の筋肉も、決まった部分しか使わなくなっていて、一説には表情筋は約30％しか使われていないともいわれます。例えば、咀嚼についても右の奥歯ばかり使っている、左の奥歯ばかりつかっているといったような噛み癖はありませんか？それと同じで、私たちの表情筋は全部がきちんとまんべんなく使われているわけではないのです。そこで表情筋トレーニングが有効とされます。簡単なものでは「あ」「い」「う」「え」「お」と大きな口を開けてゆっくり発声する表情筋トレーニングや、口腔内を舌で円を描くようにマッサージする「舌回し」などがよく知られます。いずれのトレーニングも10回程度、時間にして１〜３分程度行うだけでも顔全体がぽかぽかして疲労感のようなものが感じられるはずです。これで十分なトレーニングになるのですから、たるみ対策としてぜひ毎日の習慣にしたいものです。
表情筋の対策としては特別なトレーニングをしなくても咀嚼で十分という人もいます。硬い食べ物を意識して摂取することはダイエットにも効果的です。また唾液は免疫力や消化力を高めること、虫歯予防などにも役立ちますので「噛む回数」を見直してみるのも一つです。
そしてたるみのために重点的に行いたいスキンケアは保湿です。皮膚が乾燥すると真皮のコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンなども減少し、肌細胞の間に隙間がうまれ、それがたるみの原因になったり、ターンオーバーを乱したりします。特に朝よりも夕方以降にたるみが気になるという場合は、保湿不足と認識して良いでしょう。

内側からのケアにサプリメントをプラス

化粧品メーカーからはサプリメントやドリンクタイプの美容飲料がたくさん出ていますが、これらはたるみに有効なのでしょうか？機能性表示食品のようにある程度有効性のデータが示されているものもあれば、そうでないものもあります。機能性表示食品で「肌」に有効な機能があるとされている成分は「ヒアルロン酸」と「セラミド」です。肌を乾燥させない、乾燥を緩和するといった機能が認められていますので、乾燥由来のたるみが気になる方は内側からのケアとしてこれらのサプリメントを摂取してみるのも良いでしょう。

一日中パソコンに向かっている、睡眠時間が少ない、不規則な生活をしている、喫煙している、柔らかい食べ物ばかりを好んで食べているといったこともたるみの原因になりますので、それらを意識的に避けることで解消される場合もあります。猫背、急激な減量などは顔のたるみだけでなく全身のたるみの原因にもなりますので注意が必要です。