下肢静脈瘤の予防について解説します。病気の原因や症状、対策方法まで、健康づくりに役立つさまざまな情報など。

気になる病気や症状がある場合は調べてみましょう。

【下肢静脈瘤の予防】

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運動をすることや食生活を改善することは言う間でもありませんが、サプリメントで人気なのがピクノジェノールと鉄分です。ピクノジェノールはフランスでは医薬品として認められていて、足のむくみや腫れにも有効であるという多数の報告があります。また鉄分とビタミンCの補給でコラーゲンの合成が促進され、代謝や血流が正常化することも静脈瘤の予防に有効とされます。着圧ソックスや日々のマッサージなどのレッグケアももちろん有効です。


大切なのは、適度な運動とバランスのとれた食事

下肢静脈瘤を予防するには日頃のレッグケアが大切です。レッグケアとしてオススメの方法に、ふくらはぎをしっかり使って毎日歩くこと、長時間同じ姿勢でいることはできるだけ避けること、太りすぎないこと、入浴時や入浴後に脚全体のマッサージを行うことなどがあります。
体を動かすことで血流がよくなるのはもちろん、足の筋力も高まるので下肢静脈瘤の予防に役立ちます。下半身の筋肉をしっかりと動かし、冷やさない、むくませない、むくみや疲れはその日のうちに解消させる、ということが重要です。
じっと立っている時間の長い美容師や販売員などの仕事についている人は、休み時間などを利用して軽い運動をしたり、足を上げて休ませるなどして、下肢静脈瘤の予防を意識することが大切です。
弾性ソックスやストッキングは、足首からふくらはぎ、太ももまで段階的に圧迫することで血行を効果的にキープしてくれます。下肢静脈瘤の予防や悪化の防止、治療後のケア、普段のむくみ対策にも役立つため、自分の足に合ったサイズやタイプを選び活用してみるのもよいでしょう。

冷え対策で血流促進

足を冷やさない生活をすることも予防になりえます。ここ数年、体を温める食材として生姜が注目されていますが、とくに乾燥させた生姜(乾姜)や加熱した生姜は冷え予防だけでなくお通じにも良いとされます。下肢動脈瘤の方の多くが、便秘がちであることも知られていますので、冷えと便秘を同時にケアすることでいくつもの健康効果が得られそうです。
抗酸化成分として知られるピクノジェノールは血流の改善に関与することで、足のむくみや軽度の静脈瘤の改善に役立つと欧米で人気です。むくみ、加齢による肌の衰え、女性ホルモンの低下などが気になる人にはピクノジェノールはオススメです。ヨーロッパではむくみに対する医薬品として使用されています。

鉄分の補給もポイントに

栄養面では体内で鉄分が不足することで下肢静脈瘤になりやすくなることがわかっています。実際、下肢静脈瘤と診断される多くの方が鉄分の欠乏症であると報告されています。これは鉄分が不足することで、体内の繊維組織やコラーゲンの合成がうまくいかなくなり、それが代謝を低下させ冷え、血流の低下につながるからだとされています。従って軽度の下肢静脈瘤患者の方には、鉄剤とビタミンCが処方され、タンパク質中心の食事をすることで2〜3ヶ月で症状が改善することもあるようです。
下肢静脈瘤を予防するには適度な運動の他に鉄分やビタミンC、タンパク質を豊富に含んだバランスの良い食事を心がけることがポイントになりそうです。

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