頭痛の種類と種類別の原因について解説します。病気の原因や症状、対策方法まで、健康づくりに役立つさまざまな情報など。

気になる病気や症状がある場合は調べてみましょう。

【頭痛の種類と種類別の原因】

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女性に多い印象のある頭痛ですが、現代人の3人に1人は頭痛に悩んでいるという報告もあり、頭痛はとても身近な気になる症状の1つです。頭痛と言っても種類が幾つかあります。ここでは一次性頭痛と二時性頭痛の違い、また一次性頭痛も「偏頭痛」「緊張型」「群発頭痛」とタイプ別に分類してそれぞれの特徴に迫ります。


今や日本人の15歳以上の3人に1人が頭痛で悩んでいると言われるほど、頭痛はとても身近なものです。しかし、ひと口に頭痛と言ってもその種類は様々で、原因によって正しい対処法をしないと逆効果になり悪化してしまうこともあります。また、日常生活に支障をきたしたり、陰に重大な病気が隠れている場合もあるので、自分の頭痛のタイプを知って適切に対処することが必要です。


頭痛の種類は、他の病気を伴わないのに繰り返し起こる「一次性頭痛」と、他の病気が原因となって引き起こされる「二次性頭痛」に大きく分けられます。


一次性頭痛とは?


《片頭痛の原因と症状は?》
片頭痛は何らかの理由で脳の血管が急激に拡張して起きると考えられています。脳の血管が拡張することで、周囲の神経を刺激し、発症した炎症物質がさらに血管を拡張して片頭痛を引き起こします。

主な症状は
・脈とともにズキズキ、ガンガンと痛む
・吐き気や嘔吐を伴うこともある
・光や音、におい、気温の変化に敏感になる
などです。痛みが出る場所は個人差がありますが、こめかみから目の中心にかけて感じることが多いとされています。遺伝性も疑われていて、女性に多いという特徴もあります。


《緊張型頭痛の原因と症状は?》
一次性頭痛の中で最も多いとされるのが、この緊張性頭痛(緊張性頭痛)です。精神的なストレスや、長時間のデスクワークや車の運転などで同じ姿勢が続いたことによる身体的なストレスで血行が悪くなり、首や頭の筋肉が緊張で凝り固まってしまうことで引き起こされます。

主な症状は
・頭をギューッと締め付けられたような痛み
・後頭部を中心に、側頭部や首筋にかけて痛む
・目の疲れやめまいを伴うこともある
などで、緊張型頭痛は年齢や性別に関係なく発症します。


《群発頭痛の原因と症状は?》
群発頭痛は片頭痛や緊張型頭痛よりも発生する人の割合が少ないため余り知られていませんが、一次性頭痛の中でも最も激しい痛みが出ます。その痛みは耐え難く、自殺をしたくなるくらい辛いという意味で、別名「自殺頭痛」とも呼ばれるほどです。
原因については未だに明らかになっていない点も多くありますが、目の後ろを通っている血管が拡張して炎症を起こすことで発生するのではと考えられています。また、お酒に含まれているアルコールや、狭心症の治療薬などに含まれている成分が頭痛を誘発するとも言われています。

主な症状は
・目の奥やこめかみのあたりをえぐられるような激しい痛み
・強い痛みが1時間程度続き、ゆっくり治まってくる
・目の充血や、涙や鼻水を伴うこともある
などです。発症年齢は20~40歳代が多く、女性よりも男性の方が発症しやすい特徴があります。


二次性頭痛とは?


頭痛の中には、脳や体の病気が原因となるものがあります。二次性頭痛の原因となる病気には
・くも膜下出血
・脳出血
・脳腫瘍
・髄膜炎
などが挙げられます。


病気を伴う頭痛は命に関わる状況であることも多いため注意が必要です。怖いのは一次性頭痛を持つ人が、「また片頭痛かな」など自己判断してぎりぎりまで我慢してしまうことです。これまで経験したことのないような強い頭痛や、手足の麻痺やしびれ・痙攣や、激しい嘔吐、高熱などを伴う頭痛が起きた場合は、至急病院に行きましょう。

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