背中ニキビで悩む人が増えているについて解説します。病気の原因や症状、対策方法まで、健康づくりに役立つさまざまな情報など。

気になる病気や症状がある場合は調べてみましょう。

【背中ニキビで悩む人が増えている】

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背中ニキビは痛みや痒みは起こりにくいですが、自分では治しにくいという特徴があります。日常生活を見直すだけで治る場合もありますが、顔のニキビの原因であるアクネ菌とは違う「マラセチア菌」が原因で起こることも多く、これは常在菌ではありますがカビの一種でもあるため自然治癒は難しくなります。ウエディングドレスや水着を着ることが叶わなくなることもある厄介な背中ニキビ。ここでは考えられる4つの原因と対処法をご紹介。


背中ニキビの原因は

顔にできるニキビ以外に背中や腕にできるニキビに悩んでいる人も少なくないはずです。特に背中ニキビはお手入れがしにくい場所なので、一度できると厄介です。自分でも見えにくい場所なので放置しがちですが、気づいた時には手に負えないレベル、人には一切見せられないレベルに悪化してしまうことも。薄着や水着の季節、いざという場面でも自信が持てなくなります。
そもそも背中になぜニキビができるのでしょうか。顔にできるニキビの原因は毛穴に詰まった皮脂とアクネ菌が反応して炎症を起こすことでしたが、体にできるニキビは原因がアクネ菌ではなくマラセチア菌であることが一般的で、他にもいくつかの原因が考えられます。顔ニキビと比べて痒みや痛みは少ない一方で、自然治癒することが少なく、皮膚科などできちんとお手入れをしないと悪化することが多いのが背中ニキビの厄介なところ。背中ニキビの主な原因と対象法を確認しておきましょう。

□日常生活が原因
一番多いのが寝汗です。寝汗で汚れている寝具やパジャマを気にせず使い続けていることで、環境が不衛生になると背中ニキビができたり悪化したりします。また洗濯洗剤や柔軟性が刺激になっていることも考えられます。ボディソープやシャンプー&トリートメント剤の洗い残しが原因になっていることもよく報告されます。突然背中ニキビができた場合、これらで当てはまることがないかを確認し見直しましょう。また背中ニキビがある時は、寝具を清潔に保つのはマストです。

□皮脂のつまりが原因
背中は意外に皮脂の多い場所です。入浴時に洗い残しがあったり、ナイロンタオルでゴシゴシ洗い過ぎていることで逆に皮脂の分泌を過度にしていることも考えられます。

□カビが原因
背中ニキビはマラセチア菌というカビの一種が原因となっていることもあります。アクネ菌と同様常在菌なので、完全に失くすことはできません。痒みを伴うことが多く背中以外には胸や頭皮に小さいニキビを発生させます。日常生活で背中ニキビの原因になることを対処しても状態が良くならない場合は、マラセチア菌によるニキビの可能性を疑い病院に行きましょう。頭皮で起こると脱毛の原因にもなります。

□ホルモンが原因
生理前や生理中に背中ニキビができやすいと感じる場合はホルモンバランスが原因の可能性が高いでしょう。特に男性ホルモンが過多になると皮脂が増え毛穴が詰まりやすくなります。男性ホルモンが多くなる最大の原因はストレス。緊張状態が続くと交感神経が優位になり男性ホルモンが過剰に分泌されて皮膚は脂っぽくなり毛穴もつまりやすくなります。また交感神経が優位になることで睡眠が浅くなったり、便秘になったり、全体的なバランスが崩れがちになります。

原因が複雑で自己治療しにくい背中ニキビ。病院に行くと内服薬を処方される他、ケミカルピーリングやホルモン治療など適切な処置をしてくれます。

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