内臓型冷え性を改善する方法について解説します。病気の原因や症状、対策方法まで、健康づくりに役立つさまざまな情報など。

内臓型冷え性の解消法は食べ物の温度に気をつけること、咀嚼をしっかりすること、運動をすることなどで、残念ながら即効性のある対策法はありません。内臓は筋肉であり、運動しないと筋肉が衰えるの同じで、内臓も咀嚼や消化といった適切な運動でしっかり動かさなければ機能は衰えます。内臓機能の低下が内臓型冷え性の原因にもなっているのです。

内臓型冷え性を改善するのには長期的対策しかありません。まずは冷たいものを飲食しないこと。温かいものしか飲食してはいけない、ということではなく、最低でも常温以上のものを口にするようにしましょう。食べ物の温度に気を配ったことはありますか。消化は口から始まり、肛門に終わりますが、どんな温度の食べ物も、入ってきた時の温度はバラバラなのに、出て行く時の温度は36度くらいと一定です。これは食道や胃や腸といった消化器官がそうなるように頑張って働いてくれているからです。氷のような冷たいものを体に入れても出て行く得は体温程度に変化して出て行きますが、そうなるにはそれだけの負担を体にかけているということです。最初から冷たいものを取り入れなければ体への負担は減り、これが体から余計な熱を奪ったり、冷やしたりすることを避けることにもつながります。

そして飲食の際には咀嚼をしっかり行うようにしてください。咀嚼は「小さな全身運動」とも言われるほど、咀嚼をすることは内臓の働きを高めます。その結果として内臓型冷えを解消することにも役立つのです。

また運動を習慣にする必要もあります。運動と食事（たんぱく質とビタミン＆ミネラルをしっかり補う）を意識することで、筋肉量を減らさないようにする必要があります。