不眠症におすすめのサプリメント成分は?について解説します。病気の原因や症状、対策方法まで、健康づくりに役立つさまざまな情報など。

気になる病気や症状がある場合は調べてみましょう。

【不眠症におすすめのサプリメント成分は?】

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睡眠障害のなかでも不眠症タイプの人におすすめのサプリメント成分が幾つかあります。例えばビタミンB6や12、トリプトファンなどです。睡眠サポートに役立つ機能性表示食品がいくつも登場していますが、その関与成分は主にギャバとテアニンになります。しかしアルコールの飲み過ぎによる睡眠障害、うつ病が原因の睡眠障害、むずむず脚症候群による睡眠障害など原因によってはこれらの成分では対応できません。深刻な場合は医師に相談することが先決です。


不眠症におすすめのサプリメント成分に体内時計を調整してくれるビタミンB12があります。不規則な生活を送りがちなせいで、睡眠障害に陥っている人には乱れた生活レベルを整えるビタミンB12がおすすめの成分です。
ビタミンB12はコバルトを含むビタミンの総称で抗悪性貧血因子として牛の肝臓中に発見されたビタミンで 、微生物以外では合成されないため、植物性食品にはほとんど含まれません 。体内では、メチルコバラミンとアデノシルコバラミンが、アミノ酸や脂質などの代謝の補酵素として働いており、不足すると悪性貧血や神経障害などが起こることが知られています。赤貝やしじみ、ホッキ貝等の貝類や牛レバーに多く含まれます。

他には自律神経を整えるビタミンB6がお勧めです。精神を安定させると言われるビタミンB6は精神的に安定をもたらすビタミンB6は精神的に弱い方におすすめの成分です。たんぱく質の分解・合成を助け、皮膚や粘膜の健康維持に働きます。ビタミンB6は神経伝達物質の合成にも関わるため、精神状態の安定に役立ちます。ホルモンのバランスを整える働きもあり、月経前症候群 (PMS)の症状を緩和する効果、つわりの症状を緩和する効果等女性に嬉しいビタミンです。ビタミンB6を多く含む食品ににんにく、ピスタチオ、カツオ、マグロ赤身、酒粕、鶏レバー、鶏ひき肉等があります。

他に眠気を誘発すると言われている、メラトニンの原料となっているトリプトファンが挙げられます。
トリプトファンは人体内では作り出すことが出来ないため、食事で摂取する必要があります。脳内物質『セロトニン』、睡眠ホルモン『メラトニン』、肥満の改善効果があるナイアシンなど、人間の健康に欠かせない物質に変換される必須アミノ酸です。食品のたんぱく質に含まれています。不眠症、うつ病などでお悩みの方、集中力がない人などはトリプトファンを摂取することで、改善が期待出来るかも知れません。トリプトファンを多く含む食品として豆乳、牛乳、プロセスチーズ、ヒマワリの種、アーモンド、納豆等の大豆製品などがあります。たんぱく質を多く含む食物にトリプトファンは含まれているので、バランスの良い食事を取ることで自然とトリプトファンを摂取することが出来ます。

機能性表示食品としても認められている成分にGABAが挙げられます。GABAは植物や動物、わたしたちの体内にも広く存在する、天然アミノ酸のひとつです。γ-アミノ酪酸(Gamma Amino Butyric Acid)を略して、GABA(ギャバ)と呼ばれています。ギャバには、気持ちを落ち着かせる「抗ストレス作用」があります。ストレスを和らげ、興奮した神経を落ち着かせる働きをしています。ドーパミンなど興奮系の神経伝達物質の過剰分泌を抑えて、リラックス状態をもたらす作用があるのです。本来なら、ギャバは体内で十分な量が作り出されるのですが、ストレスにさらされていたり、高齢になってくると、体内のギャバ量が少なくなる傾向があるのです。ギャバをしっかりと摂取することで、寝つきが良く深く質の高い睡眠がもたらされると言われています。
ギャバは動物や植物の内にある天然のアミノ酸なので、日頃わたしたちが口にするさまざまな食べ物に含まれています。ギャバを多く含む食品に、発芽玄米、トマト、アスパラバス、カボチャ、キュウリ、みかん、漬け物などの一部の発酵食品、キムチ等があります。

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【睡眠障害の予防をもっと知る】

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