生理痛を和らげる食べ物や栄養素を知りたいについて解説します。病気の原因や症状、対策方法まで、健康づくりに役立つさまざまな情報など。

気になる病気や症状がある場合は調べてみましょう。

【生理痛を和らげる食べ物や栄養素を知りたい】

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これを食べれば生理痛が和らぐ!という食べ物はありませんが、冷えを取り除くためには「温める食べ物」を食べて「冷える食べ物」を食べない、という双方からの努力が必要です。体を温める食材を好んで食べても、スナック菓子や清涼飲料水、白砂糖の含まれたお菓子などを食べていれば効果は期待できません。また生理痛といえば「イソフラボン」と考える人も多いですが、原因や年齢によってはそうではない場合もあります。自分のホルモンバランスがどのように乱れているのかも確認しましょう。


生理痛が激しい人の共通項が体の冷えです。そのため体を内側から温めて血の巡りを良くする食材や栄養素が適していると言い換えられます。逆に血液の流れを停滞させるような脂っこい食事や糖分の過剰摂取、また体を冷やすようなものを食べれば、生理痛が悪化してもおかしくありません。

自分の体が冷えているかどうかをチェック

冷えについては自覚があればまだましで、自覚なく冷えている女性も少なくありません。血の巡りが健康な状態かどうかは、手足の冷え以外に次のようなことも合わせてチェックすると良いでしょう。

□ 唇の色や顔色が悪くツヤがない、または目の下にクマがある
□ 唇や肌が乾燥していてカサツキを感じる
□ 冷えているのにのぼせている感じがある
□ むくみや静脈瘤がある
□ 手で触ってもお臍の下あたりの皮膚が他の場所より冷たい

いくつか当てはまれば無自覚であっても体は冷えています。

体をあたためる食事や栄養素とは?

精製されていない玄米や黒糖、納豆やキムチなどの発酵食品、根菜類が体を温める食材の代表です。玉ねぎやニンニクに含まれるアリシン、とうがらしのカプサイシン、ショウガなども体を温める食材です。また食材そのものにこだわらず、「できたてのものをいただく」という意識に変えるだけでも冷えの予防につながります。炊きたてのごはんとお味噌汁と、コンビニの加工食品では前者のほうが体にも優しく、もちろん体を温めてくれます。一方、加工食品、ジャンクフード、スナック菓子などは体を冷やす代表格です。また白砂糖も体を冷やします。

プロゲステロンの低下か、エストロゲンの低下か

女性ホルモンのバランスが乱れている、という状態は女性ホルモンのどちらが乱れているかによって対処法が少し異なります。更年期症状のような状態ではエストロゲンの低下により不調が起きているため、エストロゲンと似たような働きをするイソフラボンなどの摂取は有効に働く可能性が高いとえいます。しかし若い女性はプロゲステロンが低いことも多く、その場合はビタミンB、C、Eといったビタミンのほうが重要になります。自分のホルモンのバランスがどうなっているのかは婦人科に行き採血をしてもらうことでわかります。排卵が起こると、子宮は赤ちゃんのために「子宮内膜」という赤ちゃんを育てるベッドを作ります。卵子はそのベッドの上で精子の到着を待つことになります。しかし、卵子は1~2日ほどしか生きられないため、その間に精子が来なかったら死んでしまいます。こうして妊娠が成立しなかった場合には、卵子は子宮内膜と一緒に体の外に排出されます。この排出が「生理」であり、この際に感じる下腹部の痛みや不快感、あるいは頭痛などを伴う不調が「生理痛」です。生理痛の原因にはさまざまな要因が絡みあっていて、一つの原因を特定することはできませんが、エストロゲンとプロゲステロンのアンバランスによって起こるという考えがあります。エストロゲンの分泌量に対しプロゲステロンの分泌量が少ないこと、あるいは過剰に分泌されることが生理痛の原因になるという説です。

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【生理痛をもっと知る】

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