口内炎の種類と口内炎の原因について解説します。病気の原因や症状、対策方法まで、健康づくりに役立つさまざまな情報など。

気になる病気や症状がある場合は調べてみましょう。

【口内炎の種類と口内炎の原因】

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口の中にできると痛みや不快感を伴い、飲食が楽しめなくなったりしゃべりにくくなったりする厄介な口内炎。すぐに治る場合もあれば、繰り返し発生したり、なかなか治らないこともあります。口内炎には種類があり、種類ごとに適切な対処方法もことなります。速やかに治すためには口内炎の原因をつきとめ適切な対処を行うことです。ウイルス性やカタル性と分類される口内炎は特に医療機関による治療が望ましいでしょう。


口内炎の種類には大きく3つあります。
一般的に多い潰瘍性口内炎(アフタ性口内炎または再発習慣性アフタ)は、ストレスや免疫力の低下、ビタミンB2の欠乏により生じることが多いようですがはっきりとした原因は解明されていません。口の中の細胞は生まれ変わりが早いので、アフタ性口内炎の場合通常1〜2週間で自然消滅しますが、再発を繰り返す時やなかなか治らない場合は他の病気かもしれませんので医師の診断が必要です。
アフタとは口腔内の粘膜にできる直径5〜6㎜以下の小さい潰瘍で色は白みがかっていて形は丸いものが多いです。これ以上大きいサイズは潰瘍と呼ばれ完治しても跡が残るといわれます。アフタ性口内炎は頬の内側だけでなく歯茎や舌にもできることがあります。場所によっては飲食の刺激を受け続けるので治りにくいことが多いようです。アフタ性口内炎の最大の原因として考えられるものは免疫の低下とされますが、口腔内を噛んだり、歯磨きの最中などに傷ができたりした際、そこに細菌が入り込み発症することも多いといわれます。あるいは免疫力が低下しているときに、口腔内に傷があり口内炎になる可能性も高いでしょう。口腔内は粘膜で、この粘膜はストレスや刺激に敏感です。日頃から口腔内を傷つけないようにすると同時に、万一傷がついても口内炎に至らないようにするために口腔内を常に清潔に保つようにしましょう。

ウイルスが原因で起こるウイルス性口内炎というものもあります。特にヘルペスや梅毒、クラミジアなどの性行為感染症が引き金となることが多いようです。特徴としては、口腔内で多数の小水疱が形成され、それが破れてびらんを生じさせることもあります。そのため通常の口内炎よりも痛みが強く症状が重いと感じるようです。心当たりがあってもなくても、原因を特定するために早めに病院に行きましょう。内科、皮膚科、泌尿器科などで血液検査を行ってくれます。ウイルス性口内炎の場合、抗ウイルス薬を処方してもらい服用することで早期改善につながります。

物理的刺激によって生じるカタル性口内炎もあります。痛みは軽いものから重いものまでありますが、触ると特に痛いと感じる他、口内炎の部分が赤く腫れるという特徴があります。矯正装置が粘膜に当たり擦れたり、熱湯や薬品の刺激、食べ物の刺激、火傷などによって生じる口内炎です。この口内炎の場合は原因となった刺激を取り除き、口腔内を清潔に保ち、患部に余計な刺激や負荷をかけないようにすることで症状がおさまります。ただし治りが遅い場合は抗生物質を使用するほうが良いこともありますので、気になったら医師に相談しましょう。

他にも入れ歯のカビが原因となるカンジダ性口内炎、口腔内の金属が原因となるアレルギー性口内炎、とがった歯が当たることによってできる潰瘍性口内炎などがあります。

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