ナットウキナーゼは納豆にしか含まれない
ナットウキナーゼはその名前からもわかるように、納豆から発見された栄養素(たんぱく質分解酵素)で、大豆に納豆菌を作用させて発酵する段階でナットウキナーゼが生成されるため、納豆にしか含まれません。納豆は、1200年ほど前から日本で食され続けている伝統的な発酵食品で、ナットウキナーゼ意外にも優れた栄養素が豊富に含まれていますから、毎日でも食べたい食品なのです。
ナットウキナーゼは夜に摂取すると良い
一般的に朝ご飯に食べられることが多い納豆ですが、実は夜食べるほうが血栓には効果的といわれています。なぜなら血栓は深夜から早朝にかけて体内で作られやすいから。夕食や夜食、サプリメントであれば就寝前に摂るようにするのが良いといわれます。
ナットウキナーゼは1日に2,000FU摂取すると良いとされますが、納豆1パックには約1,500 FCのナットウキナーゼが含まれていますので、一日1パック〜2パック食べても良いでしょう。
しかし納豆が苦手な人、毎日食べるのは難しいと感じる人は、サプリメントを利用するのも1つです。サプリメントからの摂取であれば、納豆から摂取するより胃酸の影響を受けにくいというメリットもあります。また賞味期限の近い納豆に含まれるナットウキナーゼは活性が少ないともいわれています。
現在納豆は工場などで大量生産が可能になりましたが、昔は稲のわらについている納豆菌を使って軟らかく煮た大豆を発酵させる、というシンプルな製法で作られた食品でした。古くから健康食品の代表格として扱われており、納豆自体の効果や効能は多数知られています。
納豆の効果・効能とは?
ナットウキナーゼだけでなく、健康食品の代表である納豆には以下のような働きもあります。できればサプリメントより納豆で食べた方が、いろいろな栄養素を上手に摂取することができます。
血栓予防納豆には納豆にしか含まれない「ナットウキナーゼ」という酵素が含まれています。ナットウキナーゼは血栓を作り出す「フィブリン」というたんぱく質の働きを抑える働きがあります。この働きによって血栓の予防効果が期待されています。血栓を放っておくと動脈硬化を引き起こし、脳梗塞や心筋梗塞など、重篤な病気の原因となります。血栓を予防することで生活習慣病の予防にもつながるのです。
便秘解消納豆には100gあたり5~7g前後の食物繊維が含まれています。食物繊維は腸の大掃除をし、体の中の老廃物を便として排泄するのを助ける働きがあります。飽食の時代と言われている現代ですが、加工技術の進歩によりインスタント食品が多用されるようになりました。その結果、野菜の摂取不足による食物繊維の不足が問題となっています。食物繊維が不足することで、体内に老廃物が溜まり続け、そこから病気につながることもあります。食物繊維を十分摂取することは病気の予防にもつながるのです。
骨の形成を促進納豆には、骨の形成を促進するビタミンK2 が多く含まれています。さらに納豆に含まれる「ポリグルタミン酸」はカルシウムの吸収を促進する作用もあるため、骨粗鬆症の予防効果が期待されています。
美肌作用納豆の原料である大豆には「イソフラボン」というフラボノイドの一種が含まれています。イソフラボンには女性ホルモンと似たような働きがあるため、ホルモンバランスを整え、健康的なお肌作りに役立ちます。
出産や高度不妊治療、若年層の月経に関するトラブル、婦人科疾患・ガンの治療と多岐に渡り、長年女性の一生に向き合う中で、健康や外見面の美しさ、内面的な充実、そしてアンチエイジング医療など、トータルな女性医療の重要性を実感。