毎日山芋を食べれば膝痛知らず!?
ムコ多糖類のねばねばにグルコサミン
関節痛の予防や日々の健康を保つ程度なら、グルコサミンを比較的多く含む食品の摂取を心がけましょう。グルコサミンを多く含む食品としては、動物性だとエビやカニなどの甲殻類が挙げられます。特にキチン質と呼ばれるいわゆる殻の部分に多いとされていますが、これらがサプリメントの原料としてもっともメジャーなものです。そのほか一般の食品では、うなぎ、フカヒレ、干しえび、鶏の手羽先や牛・豚・鶏の軟骨、鶏の皮、山芋やおくらといったねばねばのある食品にも含まれています。なかでも特におすすめの食材は山芋です。山芋は、グルコサミンやコンドロイチンを含むムコ多糖類という栄養が豊富に含まれている食品です。毎日食卓に上る野菜ではありませんが、定期的に食べるように心がけるのもひとつの方法です。
じつはトウモロコシからもつくられている
グルコサミン
甲殻類アレルギーがある場合はエビやカニの殻などを原料としたグルコサミンのサプリメントは摂取できませんので、そのような場合には植物性のグルコサミン含有食品を食べましょう。山芋やおくら、納豆由来などがあげられますが、サプリメントになっているのはトウモロコシ由来のグルコサミンが多いようです。トウモロコシ由来のブドウ糖を原料として微生物発酵させてできるキチンを原料にしていますので、アレルギーのある人でも安心して摂取することが出来ます。
ねばねば食品がなんとなくカラダに良さそうだということは認識していても、「膝痛を緩和してくれる可能性がある」ということは、もしかしたらあまり知られていないことかもしれません。野菜などの食品から摂ることのできるグルコサミンの量には限りがありますので、サプリメントで効率よくグルコサミンを摂取するのがいちばん無駄なく負担もかからない方法でしょう。
血液、尿、唾液など生体から得られる情報と十分な問診をもとに、治療を行なうクリニックです。標準的な治療以外にサプリメント、天然ホルモンを用いた栄養療法、食事指導を重点的に行なっています。病気を根本から治療するのにあたって正確な診断が必要です。そのために当院では様々な方法をとっており、重篤な疾患の場合でもその根本原因に対する治療を行なっていきます。