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サラシア由来サラシノールの機能性に関する科学的根拠

サラシア由来サラシノールの
科学的な根拠とは?

サラシア由来サラシノールはインド、タイ、スリランカ等で自生するサラシア属の植物サラシアから抽出される成分です。この植物が自生する諸国では、古くから健康維持のためにサラシアが食されてきました。

サラシア由来サラシノールには、糖の吸収を抑え、食後の血糖値の上昇を抑える働きがあることが報告されています。その効果に着目が集まり、今ではサラシア由来サラシノールを使用した食品や飲み物、サプリメント等が多く販売されています。

サラシア由来サラシノールの効果を検証する実験において、サラシア由来サラシノールに以下のような性質があることが報告されています。

糖を吸収する酵素α-グルコシダーゼの働きを抑える

サラシア由来サラシノールにはα-グルコシダーゼの働きを抑える働きがあると報告されています。α-グルコシダーゼとは、糖を体内に吸収しやすい形に分解する酵素のこと。

サラシア由来サラシノールはこのα-グルコシダーゼの働きを抑えることで、糖の吸収を抑え、食後の血糖値の上昇をおだやかにすることが明らかにされています。ちなみに糖尿病の治療薬にα-グルコシダーゼ阻害薬が使用されることがあります。

腸内環境を整える

サラシア由来サラシノールには腸内環境を整える効果があると報告されています。腸内環境は体調と密接に関係していることが近年明らかとされていますが、腸内環境を整えるためには善玉菌を増やす必要があります。

その善玉菌の代表として知られているのがビフィズス菌ですが、サラシア由来サラシノールを摂取することで、腸内のビフィズス菌の量が増加することがわかっています。ビフィズス菌の量が増加すれば、当然腸内環境の維持・改善につながりますので、サラシア由来サラシノールは腸内環境の改善を望む方にも適した食材と言えるのです。

サラシア由来サラシノールの
機能性に関する研究

サラシア由来サラシノールの糖の吸収を抑え、腸内環境を整える効果の真偽を検証するため、サラシア由来サラシノールが含まれる食品を摂取した場合と、サラシア由来サラシノールが含まれない食品を摂取した場合でどのような違いが生じるのかを比較した研究が行われています。

糖質を含む食事1回あたりサラシア由来サラシノールを0.2mg摂取することで血糖値の上昇を抑える働きは、0.2mgのサラシア由来サラシノールを摂取することで、プラセボ群(摂取しない群)と比較すると有意に血糖値の上昇が抑制されることが確認されています。

また腸内環境を整える働きにおいては、1日あたり0.1gのサラシア由来サラシノールを摂取することで確認されています。なおサラシアは食経験の長い植物で、健康な人が適量を摂取する分には安全性が高く、体に不調をきたす有害事象も確認されていません。そのためサラシア由来サラシノールを含む食品も安全性が高いと評価されています。糖質の多い食事をしがちな方はサラシア由来サラシノールを味方につけるのも良いかもしれません。

 
<参考文献>
消費者庁機能性食品届出データベース
機能性表示食品「メタバリア」,「オキシバリア」の開発ー富士フィルム
株式会社はなぶさ

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サプリ編集部

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