リコピンの代表、トマト
リコピンを多く含む食品として有名なのがトマトです。トマトには可食部100gあたり、約3.0mgのリコピンが含まれています。リコピンの摂取目安量は栄養摂取基準などで定められているわけではありません。しかしリコピンの健康に関するさまざまな研究によって、リコピンの効果を期待するには、1日に15mgの摂取が望ましいと報告されています。これはリコピンの含有量が多いトマトを1日500g以上を摂取する計算になります。ちなみに中サイズから大きいトマト1個が200〜380g程度です。これを毎日となると、なかなか実行できないと思います。
しかし、トマトジュースでならば手軽に多くのリコピンが摂取できます。トマトジュース1本(150~200g)に約18mgのリコピンが入っています。これならば手軽にリコピンが摂取できるでしょう。しかし、ジュースの中には砂糖や食塩などを添加したものもありますので、できれば「無添加」や「食塩不使用」などの商品を選ぶよう、表示をチェックすることは必須です。機能性表示食品や、リコピン高含有トマトなどと表示されているものも増えています。また、最近ではリコピン
のパワーに着目したサプリメントも多く見られるようになりました。

トマト以外に含まれるリコピン
リコピンといえばトマトが代表的ですが、トマト以外の食品にも多く含まれています。例えばミニトマト、スイカ、ピンクグレープフルーツ、パプリカなどです。可食部100gあたりのリコピンの量は、ミニトマト8.0mg、スイカ3.2mg、ピンクグレープフルーツ3.2mg、そして赤くはありませんが、柿にも3.2mg含まれています。まさに「赤いパワー」がリコピンのパワーなのです。
トマトは苦手だけど、スイカなら食べられる!という人もいるかと思います。スイカにはリコピン以外にも、むくみによいとされるカリウムやたんぱく質の代謝に欠かせないビタミンB6、血管をサポートしてくれるシトルリンなどの栄養素も多く含まれています。トマトだけでなく、スイカやピンクグレープフルーツなど、果物からもリコピンを上手に摂取するようにすれば、他にもたくさんの栄養素が摂取でき、相乗効果も期待できるでしょう。

出産や高度不妊治療、若年層の月経に関するトラブル、婦人科疾患・ガンの治療と多岐に渡り、長年女性の一生に向き合う中で、健康や外見面の美しさ、内面的な充実、そしてアンチエイジング医療など、トータルな女性医療の重要性を実感。



