イタドリの効能・特徴
イタドリの主成分は、オキシアントラキノン誘導体のポリゴニン、フラボン配糖体、エモジン、タンニンなど。エモジンはポリゴニンが分解されてできる成分で、便秘に効能があります。フラボン配糖体はポリフェノールの一種で白色の色素成分フラボンに糖が結合した物質。タンニンもポリフェノールで、緑茶に多く含まれます。これらには抗菌作用・血流改善作用があり、血管を丈夫にして、心臓病を予防します。
根茎にはレスベラトロールが含まれます。この成分は赤ワインやブドウの皮、りんごの皮などに含まれるポリフェノールの一種。生活習慣病・がん予防になると注目されています。民間薬としての名前は「虎杖根(こじょうこん)」で、イタドリが枯れた後に根茎を日干しし乾燥させたもの。鎮咳、鎮静、止血の薬として用いられます。膀胱炎、膀胱結石、便秘、関節炎、リューマチ、生理不順などの症状に効能があり、煎じて服用します。咳止めには甘草を加えると効果が高まるといわれています。
漢方でもイタドリは利尿、便秘、鎮咳、膀胱炎、膀胱結石、生理不順、更年期障害などの症状に用いられます。イタドリにはシュウ酸が含まれており、過剰に摂取すると下痢を起こすことがあります。
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