エラスチンの効能・効果
エラスチンは肌の真皮に存在する成分です。コラーゲンやヒアルロン酸とともに肌にハリやつや、弾力性を与える作用があります。紫外線やストレス、喫煙などにより活性酸素が増えると網目状に肌を構成するエラスチンやコラーゲンの繊維が切れたり、絡み合ったりして肌の構造が変化します。その結果としてハリやつや、弾力がなくなり、しわやたるみが起こるのです。それだけではありません。エラスチンは全身の血管に存在し、血管の柔軟性や弾力性を保つ役割を果たしています。心臓には弾性型動脈と筋型動脈がありますが、心臓内部に存在する弾性型動脈にもエラスチンが多く含まれています。内膜、中膜、外膜の3層構造になっている血管壁のうち、エラスチンは内膜、中膜に多く存在します。老化が進みエラスチンが減少すると、血管の柔軟性・弾力性が失われ、動脈硬化や心筋梗塞、脳血栓などの病気にかかることがあります。
エラスチンは靭帯にも多く含まれます。靭帯は、骨同士を結合する関節を形成しており、関節の曲げ伸ばしには靭帯の伸縮性が必要です。エラスチンが減少して靭帯の機能が低下すると、運動機能が低下したり、関節の障害が起こったりします。
このように、エラスチンは美容だけでなく健康維持のためにも不可欠な成分なのです。
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