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クランベリーと美容・美肌の関係

クランベリーと美容・美肌の関係

日本では常食している人は少ないかもしれませんが、欧米では食卓に頻繁に登場するおなじみのフルーツの一つがクランベリーです。そのままでは酸味が強いですが、加工されたものは独特の甘酸っぱさが美味しく、もちろんローカロリーで栄養価が高いということもその理由の一つです。それだけではありません。クランベリーは女性の美容と健康維持に不可欠だと考えられているからです。

クランベリーに含まれる
豊富なビタミンC

クランベリーにはビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCは疲労回復や抗酸化といった作用だけでなく、弾力のある肌を構成するコラーゲンを作るのにも不可欠な成分です。またシミやシワの原因になる過剰な活性酸素の抑制をしてくれるのもビタミンCです。ただしビタミンCは水溶性のビタミンであるため、体内に長くとどめておくことができず、ストレスなどですぐに消費されてしまうという特徴があります。

そのためビタミンCはサプリメントであれば1日3回程度に分けてこまめに摂取するのが望ましいとされますが、クランベリーのようにビタミンCが豊富なフルーツをおやつや食事の中から適量・適宜摂取するのも有効です。しかもクランベリーにはビタミンCの働きを高めるプロアントシアニジンという成分が含まれているため、ビタミンCを単体で摂取するよりも有効なのです。ちなみにクランベリー100gあたりに含まれるビタミンC含有量は13,3〜14mgでこれはブルーベリーに含まれるビタミンC量の約2倍に相当します。

美白系基礎化粧品に含まれる
アルブチンも入っている

さらにクランベリーにはビタミンC以外に美容成分とされるアルブチンが含まれています。その一つがアルブチンです。アルブチンは美白成分として知られていて、基礎化粧品にもよく用いられている成分ですからご存知の方も多いでしょう。アルブチンはシミの元になるメラニンの生成を抑制し、さらにメラニンが日光に当たるなどするとチロシナーゼという酵素が働き、メラニンを黒くさせてやがてシミとなりますが、このチロシナーゼの働きを抑える働きがあるのです。

またアルブチンはビタミンCと一緒に摂取することで相乗効果が高まることもわかっています。そのためサプリメントなどで美肌対策を行う場合も、基礎化粧品などを美肌目的、特にシミやくすみ対策で行う場合も、ビタミンCとアルブチンが両方豊富に含まれているものを選ぶのがコツとされています。他にもクランベリーに含まれるプロアントシアニジンにもチロシナーゼの働きを抑制する作用があることがわかっています。食品でこの組み合わせといえばクランベリーということになります。クランベリーは美肌を目指す女性に欠かせない果実であることがお分かり頂けるのではないでしょうか。

ビタミンEと
プロアントシアニジンの抗酸化作用

他にもクランベリーに含まれる美肌成分としてはビタミンEもあります。これは100g中1.32mg含まれ、ビタミンEも抗酸化作用の強い若返りのビタミンとして知られています。そしてクランベリーに含まれる特徴的な抗酸化成分の一つがプロアントシアニジンです。これはポリフェノールの一種でありビタミンE同様強い抗酸化作用を持つ成分です。その抗酸化力はビタミンCの20倍、ビタミンEの50倍ともいわれ、血行を促進する作用があることもわかっています。

プロアントシアニジンはクランベリーだけでなくぶどう(特に赤ワイン)や、チョコレートにも含まれていますが、栄養価やカロリー、トータルのバランスを考えるとクランベリーからの摂取はかなり理想的といえるでしょう。日本ではなかなかクランベリー果実を手に入れることができませんが最近はジュースやドライフルーツが市販されています。ジュースは砂糖不使用のものがありますので、それであればカロリーを気にすることなくクランベリーの恩恵をそのまま受けることができます。

クランベリーは外側の美容だけでなく「クランベリーとむくみ対策」「クランベリーと膀胱炎予防」といった内側らかの美容にも働きかけてくれる、まさに女性に嬉しいスーパーフードなのです。 

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サプリ編集部

サプリメントに含まれる有名な成分をサプリ編集部が詳しく紹介します。 食品成分に含まれるさまざまな健康効果を学び、普段の食事からバランス良く栄養を摂りつつ、 必要な場合はサプリメントも上手に取り入れることで、健やかな毎日を過ごしましょう。

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