コラーゲンはしわに効果あり?

そもそもしわはなぜできるのか?

しわは乾燥、自然老化、紫外線などが原因で起こる肌の老化現象の一つです。肌は老化すると、表皮や真皮におけるコラーゲン線維に変形を伴います。

また、年齢とともに真皮のコラーゲンが硬くなったり、コラーゲンそのものが減少したりします。そうこうしているうちに、今まで顔の動きに対し柔軟に伸び縮みできていた皮膚は、弾力性が衰え伸びきってしまい、皮膚に加えた力をのぞいても歪がしわとなって残るようになってしまうのです。

しわ対策としてのコラーゲンの活用方法

しわの予防ないし既にできてしまったしわに対し、一体何ができるのか?その答えの1つとして注目されたのがコラーゲンをしわの部分に直接注入し、皮膚の張りを取り戻してしわを無くすという美容形成外科の手法でした。外から補うこの方法は手軽で即効性がありますが、一方でデメリットもありました。まず、コラーゲンは徐々に体内に吸収されて3ヶ月~6ヶ月程度で元のしわが現れてくるため、結局何度も繰り返し注射をしなくてはならないという問題があります。

また、皮膚を力学的な観点から考えてみると、しわができる皮膚の部分は伸びきっているため弾力的な伸び縮みがしにくい状態です。そこにコラーゲンやヒアルロン酸などを注入するとしわは伸びますが、その後、喜怒哀楽によって表情が変化すると、注入前よりさらに皮膚が伸びる事になります。注入量が多い場合は、目元やフェイスラインでは小ジワが消えても逆に全体のボリュームが増えるためにたるみが目立ってしまう可能性があります。ただ、即効性があるのは確かですので、メリット、デメリットを踏まえて利用するようにしましょう。

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メディアージュクリニック青山 椎名邦彦院長

出産や高度不妊治療、若年層の月経に関するトラブル、婦人科疾患・ガンの治療と多岐に渡り、長年女性の一生に向き合う中で、健康や外見面の美しさ、内面的な充実、そしてアンチエイジング医療など、トータルな女性医療の重要性を実感。

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