コラーゲンには
どんな効果・効能がある?

骨、髪、皮膚、血管の老化防止効果

体のあらゆるところに存在するコラーゲンは、若々しさを保つために重要な役割を持っていると考えられます。言いかえれば、コラーゲンの年齢に伴う量的、質的な変化は、様々な老化現象や老人病と関連するということになります。ヨーロッパでは特に骨の老化防止に関連した臨床的研究が進んでおり、関節炎の患者さんにコラーゲンを含んだ食品を食べてもらったところ症状が改善したという研究があります。これは、関節の骨と骨をつなぐ間にある軟骨の主成分にコラーゲンが含まれているからだと考えられます。また、骨の減少を抑え骨粗鬆症の改善・予防効果があるといった報告もあります。その他に言われている効果・効能としては下記のようなものがあります。

  • 1肌の健康に関する効果肌の柔軟性を保つ、張り・弾力性を保つ、保湿・潤い効果
  • 2目の健康に関する効果老眼予防、眼精疲労改善、老人性白内障の予防
  • 3血管の健康に関する効果高血圧の予防、血流の改善
  • 4毛髪の健康に関する効果薄毛・抜け毛・白髪の防止、髪を太くする効果
  • 5免疫機能に関する効果がん予防、アレルギー体質の改善
  • 6脳の健康に関する効果物忘れの予防・記憶力や集中力を高める・脳卒中の予防

多くの効能に関して更なる研究が必要

コラーゲンが癌の予防や脳の健康にも関わっているという話は、もしかしたら多くの方が意外だと感じたかもしれません。コラーゲンといえば女性の美容をサポートするもの、というイメージがあまりにも強いからです。ですが、コラーゲンと癌の関係を調べた動物実験など、実際に研究されているテーマです。このように、コラーゲンには美容だけでなく体全体的健康面においても色々な効果・効能が述べられています。

ただ、まだ十分なエビデンスがそろっていると言えるほど研究が進んでいるわけではありません。それどころか、中には実験的な根拠に乏しい情報もあるようですから注意してください。コラーゲンが持つ効能・効果に関する研究は、今後の更なる調査、実験の積み重ねが必要な状況です。

profile

メディアージュクリニック青山 椎名邦彦院長

出産や高度不妊治療、若年層の月経に関するトラブル、婦人科疾患・ガンの治療と多岐に渡り、長年女性の一生に向き合う中で、健康や外見面の美しさ、内面的な充実、そしてアンチエイジング医療など、トータルな女性医療の重要性を実感。

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