コラーゲンの美肌効果とは?

皮膚の3層構造とコラーゲンの関係

皮膚は一番外側から3層になっていて、それぞれ表皮、真皮、皮下組織と呼ばれています。表皮は非常に薄い膜のようなものですが、ここにはコラーゲンは存在しません。コラーゲンは一番奥で皮膚の大部分を占める真皮に存在し、コラーゲン線維の束が縦横にからみながら、強くてしなやかな構造体を作っています。基本は1型コラーゲンで構成されていますが、ところどころに3型コラーゲン、5型コラーゲンなどが入りこんでいます。これらのコラーゲン線維が皮膚の弾力性、収縮性、膨潤性を保っていますので、老化にともなってコラーゲン線維の量が減ったり、質的に変化したりすると、しわ、たるみ、乾燥などのトラブルが発生しやすくなります。

肌に馴染みやすいコラーゲン

皮膚の構造から考えて、コラーゲン線維の減少や質的変化を抑えれば、若々しい美肌をキープすることができると言えそうです。具体的にどうすれば良いのかと言うと、まずは今まで述べてきたように、体の内側でコラーゲンがきちんと作られるよう、食生活に気を配る事です。また、まったく異なる方法として、直接肌にコラーゲンを塗る化粧品として利用するという手もあります。コラーゲンは細胞となじみのよい物質であることが知られています。ですから、皮膚に塗った時の肌触りや感触がとてもよく、肌の上になめらかで潤いのある皮膜を長時間作ってくれます。

また、表皮には外部からの刺激の情報を皮膚の内部に伝える働きがあることが分かっており、皮膚の表面に繰り返しコラーゲンなどを含む化粧水を塗る事で、「肌の表面に水分がたっぷりあって心地が良い」という情報が真皮層まで伝達されると考えられています。ただ、残念ながら、コラーゲンを肌に塗ったからといって、そのコラーゲンそのものが直接真皮までしみ込んでいってコラーゲンを補給してくれる、というわけではありません。

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メディアージュクリニック青山 椎名邦彦院長

出産や高度不妊治療、若年層の月経に関するトラブル、婦人科疾患・ガンの治療と多岐に渡り、長年女性の一生に向き合う中で、健康や外見面の美しさ、内面的な充実、そしてアンチエイジング医療など、トータルな女性医療の重要性を実感。

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