クロロゲン酸を多く含む食品とは？

クロロゲン酸を多く含む食品

◎コーヒー以外にも含まれているクロロゲン酸
クロロゲン酸はコーヒーポリフェノールとも呼ばれるほど、コーヒーに多く含まれる成分です。生のコーヒー豆に一番多く含まれますが、そのほかにも、じゃがいも、さつまいも、かぼちゃ、ナス、アーティチョーク、ゴボウ、リンゴなど、多くの野菜類に含まれています。コーヒーほど高濃度のクロロゲン酸を摂ることはできませんが、コーヒーが飲めない人でも、これらの野菜からクロロゲン酸を摂取することが可能です。

◎コーヒーに含まれるクロロゲン酸の量
コーヒー豆に含まれるクロロゲン酸は、豆の種類や炒りの深さなどで含有量が大きく異なります。焙煎によって分解されるため、イタリアンローストなどの強い深煎り豆では90％近く無くなってしまうこともあるようです。目安として、コーヒー一杯当りにはレギュラーコーヒーで15～325mg、インスタントで55～240mgほどのクロロゲン酸が含まれているといわれています。
健康維持や美肌作りのために積極的に摂取したいクロロゲン酸ですが、そのためにコーヒーをあまりに飲み過ぎてしまうと、カフェインの過剰摂取や胃の負担にもなってしまいます。クロロゲン酸はサプリメントなども市販されているので、コーヒーの飲み過ぎが心配な場合などは上手に活用するとよいかもしれません。