セサミンとは

セサミンってなぁ~に?

教えてほしい!今さらですが……
                    そもそもセサミンって何ですか??

TVCMや女性誌などでも話題の健康成分「セサミン」。
「セサミン」が美容や健康に良いってことはよく聞くけれど、一体それがどんな成分で どんな風に良いのか、実はよく知らない……という声が編集部には多数届いています。
そこでこのコーナーでは、セサミンの基礎知識から効果的な摂り方まで、 編集部が徹底リサーチ!これを読めばあなたもセサミンマイスターになれちゃいます。
セサミンを上手に活用しながら若さと美しさ、そして健康を手に入れましょう。

"ごま"はまるで天然のサプリメント

ごまそのものは昔から健康食品として知られ、日本だけでなく世界各国でも愛されてきた食経験の長い食材です。なぜこれほどまでにごまが支持を得るのか。それはごまの中に人間が必要とする栄養素の多くがぎゅっと詰まっていて、私たちの健康をサポートしてくれる食材だからです。

ごま

ごまの小さな1粒1粒のなかには脂質・タンパク質・炭水化物・ビタミン・ミネラル・食物繊維等がバランス良く含まれていて、特に現代人の食生活では不足しがちな栄養素をしっかり補ってくれます。それはまるで天然のサプリメント。どんな食材とも相性が良く、食卓のなかでは脇役ですが、その風味と香りで私たちを楽しませてくれているのです。

ゴマリグナンはたったこれだけ!

そんな小さいけれど大きな力を持つごま1粒のなかに、わずか1%ほどしか存在しない希少な成分が含まれていることが1980年代に日本人によって発見されました。その希少な成分が「ゴマリグナン」。ゴマリグナンという命名も日本人によるもので、いまでは国際語として通用するほどポピュラーな成分になりました。

ごまのパワーはビタミンEではなかった?!

ごま

「リグナン」という成分は植物の種や茎、根などにも広く含まれている成分ですが、ゴマリグナンはごまにしか含まれない特有の成分です。ごまが健康に良いのはビタミンEが豊富に含まれるからだといわれてきましたが、実はごまには3,000種類もの品種があり、その品種によってごまに含まれるビタミンEの含有量にはばらつきがあることがわかっています。またごま意外にもビタミンEを多く含む食品はいくつもあります。そのためごまが健康に良いのは、ビタミンEによるものだけでなく、ゴマリグナンによるものではないか、というのが最近の主流な見方なのです。

ゴマリグナンには強い抗酸化作用があることもわかっています。特に脂質の酸化を抑える働きに優れています。これはごま油が他の油より酸化しにくいことからも理解できるでしょう。 私たちの体が病気になったり老化したりするのも細胞の酸化によるところが大きいのですが、ゴマグリナンの抗酸化作用は、私たちの細胞の過剰な酸化を抑制するのにも一役買ってくれるのです。

そのなかのセサミンに大注目!

ゴマリグナンはセサミン・セサモリン・セサミノール・セサミノール配糖体などの成分によって構成されていて、これらゴマリグナンの主要成分はどれも優れた機能性を持ちますが、実はセサミンそのものには抗酸化作用がないことがわかっています。それにも関わらず、特にセサミンに注目が集まるのはなぜでしょう? これはごまそのものに含まれるビタミンEとの相乗効果、また肝臓内にセサミンがある時の働きが非常に優れるとされるからです。 抗酸化成分といわれる成分はたくさんありますが、セサミンは肝臓にまで到達し、そこで初めて抗酸化成分に変身するという優れた特性を持ちます。体の代謝や解毒の要となる臓器でしっかり働くセサミン。そのため、ごまパワーの鍵がここに集結しているといっても過言ではないのです。

セサミンを効果的に摂りたい!

セサミンを効率的に摂るには

体の中、とくに肝臓という大事な臓器にしっかり届き、そこでパワフルに働いてくれるセサミン。ぜひともたっぷり摂りたい成分ですが、ごまを食べていればOK!ということではありません。なぜならごまは硬い種皮に覆われているため、そのまま食べてもセサミンは効果的に吸収されにくいからです。

またごま1粒に含まれるセサミンの量もごくわずか。それにこの飽食の時代にごまを日常的に食べることは難しいのではないでしょうか。そこで現在ではセサミンだけを抽出したサプリメントも販売されています。セサミンの優れた機能を理解していて積極的に摂りたい人にとって、サプリメントは嬉しい存在なのです。

  • 4つあった!セサミンのパワー