ビタミンDと活性型ビタミンD
皮膚からつくられたり、食品から摂取したりして体内へ入ったビタミンDは、肝臓と腎臓で加工され“活性型ビタミンD”に変化します。活性型ビタミンDは、まず小腸からのカルシウムの吸収を助けます。そのため食事から摂取したカルシウムを効率よく体内に取り込むことが可能になります。また、活性型ビタミンDは腎臓の尿細管にも作用し、尿として排出されるカルシウムをもう一度吸収するように体内で働きかけます。
カルシウムの吸収量を増やし、体内でカルシウムが効率よく骨に使われるようにサポートする役目は、活性型ビタミンDにしかみられないもので、活性型ビタミンDは骨粗しょう症の予防にも大きな役割を担います。高齢化が進み、カルシウムやビタミンDの不足になりやすい現代の日本人にとって、活性型ビタミンDの働きは、とても重要なものといえます。
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