ローズオイルと体臭
ローズオイルが、精神面と肉体面の両方から私たちの美容と健康に働きかけることは既述ですが、その中でも近年注目されている効果の一つが、「体臭を抑える効果」です。体臭は誰もが一度は気にしたことがある悩みではないでしょうか。ローズオイルを摂取し続けることで、元々人が持っている体臭を甘い香りに変える消臭効果があるとされています。日常的にスポーツをする人、普段からよく汗をかく人、仕事で汗をかく人などは自分でその変化に気づくこともあります。この伝統的なローズオイルの抽出にはとても手間がかかる上に3.5kg~4kgのバラの花びらからわずか1mlしか採取できません。それほど貴重なエッセンスであるのです。
最近では様々な形でバラのエキスを摂り入れることが出来るようになりました。その一つが「ローズウォーター」です。これは「水蒸気蒸留法」によってダマスクローズからローズオイルを抽出する際に副産物として生まれるバラのエキスが含まれた水です。ローズウォーターにはローズオイルが微量に含まれていますが、ブルガリア国立バラ研究所において、「ローズオイルの含有量が0.02~0.05%のものをローズウォーターとして認める」という規定があります。オイル以外にもバラを使った化粧水や清涼飲料水やサプリメントなど、色々な形で加工されています。自分に合ったものを見つけて継続して摂取することがバラの効果をもたらすポイントとなります。
ローズオイルのサプリメント
最近では、この貴重なローズオイルを配合したカプセル状のサプリメントなども多く販売されています。ローズオイルは元々持っている体臭をほのかに甘い香りに変えてくれる働きがあります。バラと聞くと女性専用というイメージが先行しますが、ローズオイルを体内に摂取しても、香水のように香りがきつくなることはありません。気になっていた体臭が和らぎ、ほんのり甘い香りに変わる、というものですので、仕事上、多くの方と接する機会が多い男性にもおすすめです。
加齢による体臭は誰でもありうることですが、ローズオイルを飲み続けることで、加齢とともに発生する体臭の緩和にも役立つでしょう。また、ローズオイルにはホルモンバランスを整えてくれる働きもありますので、女性特有の悩みをお持ちの方にもおすすめです。
現代人のストレスと疾患の関係に注目すると共に、東洋医学と西洋医学を融合させた独自の理論に基づき、芸能人やマスコミ関係者等のストレスが多く美への意識が高い方たちへの漢方カウンセリングを行ってきた。 現在、渋谷DSクリニックにおいて、DS美容漢方を提唱している。