注意しておきたい副作用
プロポリスの主な副作用として、アレルギー性の接触皮膚炎の報告が複数件挙がっています。元々アレルギー持ちの方や、皮膚の弱い方は慎重に使用してください。アレルギーでなくても、腎臓や肝臓に持病のある方などは、必ず主治医や専門家に事前に相談しましょう。他にも、喘息持ちの方は喘息が悪化する可能性が指摘されているので、自己判断による使用は避けることをおすすめします。
また、元々ハチミツなどのハチの生産物やハチ自体にアレルギーのある方もいますので、その場合は摂取しないように気をつけましょう。
妊娠中・授乳中は使用をさける
プロポリス自身の安全性を調べる研究として、マウスでの毒性試験の結果、マウスに1日あたり1400mg/kgの連続投与を行っても無毒である事が証明されたデータがあります。しかし、まだ安全性を確実にするほど十分にデータが蓄積されているわけではありません。ですから、妊娠中、授乳中の使用は控えておいた方がよいでしょう。忘れてはいけないのは、プロポリスはミツバチが集めてきた数々の物質の化合物だということです。時として、道路塗装に使われるアスファルトなどの不純物、もしくは鉄や亜鉛、銅、マンガン、鉛など、高い濃度では人体に有毒な重金属がプロポリス中から検出されたという報告もあります。
以上の事から判断しても、天然素材だからといって過剰に摂取するのは控えましょう。不用意な副作用、健康被害を避けるために、安いからといって出所があいまいな商品を選ぶのは危険です。含有成分の検査、品質チェックを行っている商品かどうかを確認しておきましょう。