大豆タンパクによるアレルギーに注意
大豆食品は適量を適切に摂取していれば特に問題はありません。ただ、大豆はタンパク質を豊富に含んでいますので、大豆タンパクに対するアレルギーのある方は摂取の際に注意が必要です。また、サプリメントを摂取した場合、便秘や吐き気など胃腸の不調が起こるケースもみられます。

薬との飲み合わせは専門家に相談を
大豆イソフラボンは医薬品との相互作用に関して様々な報告があります。もともと女性ホルモン補充療法を行っている人は、イソフラボンを摂取することでその効果を阻害してしまう可能性があるといわれています。
また、抗生物質がイソフラボンの活性化を阻害する可能性や、抗がん剤であるタモキシフェンの効果にイソフラボンが影響を与えてしまう可能性などが指摘されています。このように、過剰なイソフラボンの摂取は医薬品に大きな影響を与えかねませんので、現在薬を服用中の方で、大豆イソフラボンを継続的に摂取していきたいと考えている方は、まず主治医に相談することをお勧めします。

研究のキーワードは「大豆」です。これまで、大豆が女性の健康におよぼす影響について、様々な年代を対象に調査を行ってきました。飽食の日本は、栄養過多による健康問題や、大量に廃棄される食料、食の安全性など、様々な問題を抱えています。これらの問題を解決するために、日本型食生活の見直しが必要とされています。



