イノシトールを多く含む食品とは?
イノシトールはビタミン様物質のため、フルーツに多く含まれています。イノシトールを多く含む食品に、オレンジやスイカ、メロン、グレープフルーツ、桃などが挙げられます。果物以外では、グリーンピースなどの豆類、小麦胚芽、さつまいも、トマト、キャベツといった食品にも多く含まれています。 イノシトールは体内で生合成できる物質ですが、それだけでは足りないため、食品やサプリメントなどから摂取する必要があります。
イノシトールの1日に必要な摂取目安量は、成人の男女で250~500mgとされています。食品100gあたりのイノシトール含有量は、オレンジが約200mg、グレープフルーツが約150mg、グリーンピースが約280mg、さつまいもが約60mgとなっています。通常の食事をし、特にデザートにフルーツをとる習慣のある人などは、イノシトールが不足する心配はまずありません。生のフルーツに特に多く含まれているので、フルーツを日頃あまり食べない人はサプリメントなどを利用してみるのもよいでしょう。 また、同じビタミンB群の一種であるコリンとイノシトールは相互関係があり、一緒に摂取することで脂質の代謝や脳の活性化に対する効果が倍増するともいわれています。さらにイノシトールとコリンが結びついてできたレシチンを摂ることも推奨されています。レシチンは大豆製品や卵黄などに多く含まれている成分です。
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