生のにんにく同様、摂り過ぎないように注意を
にんにくは含まれていない栄養素を探したほうが早い、といってもよいほど栄養価の高い食品ですが、生で食すると大変刺激の強い野菜でもあります。健康維持のために食べるのであれば、生であれば1日1片、加熱したものであれば2~3片くらいが摂取する上限と考えてください。お子さんの場合は大人の半分くらい、刺激物に弱い高齢者の場合は加熱したものを少量摂取すれば十分でしょう。にんにくは代謝を上げ胃の働きも活性化してくれるのですが、同時に胃の粘膜にも刺激を与えてしまうので、くれぐれも食べすぎには気をつけてください。
例えにんにく卵黄のように、生のにんにくではなく加熱・加工したにんにくを卵黄のタンパク質で包み込んだ低刺激の食品であっても、同じように適正な摂取量を守る必要があります。滋養強壮や疲労回復の効果実感を高めたいからといって、サプリメントのパッケージやメーカーのサイトに書かれている1日の摂取目安量を大幅に超えた量を摂取することは決してすべきではありません。
妊婦さんが摂取しても問題はありませんが、個々の体質や体調によって感じ方にも違いがありますので、必ず主治医に相談してから摂るようにしてください。
適正な摂取量はメーカーごとに違いあり
にんにく卵黄のサプリメントには、ソフトカプセルタイプ、ハードカプセルタイプ、粉末・顆粒タイプ、そのまま玉状のタイプといった種類があります。にんにくの加工法が違えばにんにく由来の成分も変化していますし、にんにくや卵黄以外の成分を一緒に配合しているタイプのサプリメントもありますので、インターネットなどでよく製品を比較して、ご自分の目的に合ったサプリメントを探してみましょう。
1粒ににんにくや卵黄の成分を高含有している製品であれば、1日1粒か2粒摂取すれば十分に効果が実感できますし、1粒に含まれる成分の量が少なければ、1日5~6粒摂取する必要があります。毎日複数のサプリメントを摂取している人の場合などは、1粒ですむタイプのものがよいと思います。
摂取のタイミングについては、胃壁を荒らさないためにも食後の摂取を勧めているメーカーが多いようですが、にんにく卵黄は食品なので、薬のように決められた時間やタイミングがあるわけではありません。就寝前に摂取してもよいですし、朝食後の摂取でもよいでしょう。ただ、空腹時だけは避けたほうが良さそうです。
現代人のストレスと疾患の関係に注目すると共に、東洋医学と西洋医学を融合させた独自の理論に基づき、芸能人やマスコミ関係者等のストレスが多く美への意識が高い方たちへの漢方カウンセリングを行ってきた。 現在、渋谷DSクリニックにおいて、DS美容漢方を提唱している。