名前から探す

ブルーベリーのサプリメント、
摂取量と飲み方の目安は?

品種によって違う、
有効成分“アントシアニン”の含有量

ブルーベリーの有効成分である色素アントシアニンは、抗酸化物質として知られるポリフェノールの1種で、ブルーベリーやブドウに含まれる紫色の色素です。このポリフェノールがどれくらい含まれるか、ということが摂取量の目安となります。果実の新鮮度や品種により数値は上下変動がありますが、いちばんアントシアニンを多く含むビルベリーで、100gあたり350mg前後のアントシアニンを含有しているといわれています。栽培種のブルーベリーの場合、含有アントシアニン量はその半分以下となります。

品種だけでなく、産地によってもアントシアニン含有量には差異があり、ビルベリーエキスに使用されるのは北欧産のものが多いそうです。ブルーベリーエキスやビルベリーエキスのなかに、アントシアニンを何パーセント含んでいるか、ということもできればチェックしたいところ。サプリメントのパッケージなどに書かれていないこともあるので、メーカーに問い合わせてみるとよいでしょう。

アントシアニンとして
1日40mg以上の摂取が望ましい

アントシアニンを食用として栽培された生のブルーベリーで摂取しようとすると60g~300gが必要といわれ、両手からこぼれるほどのブルーベリーを食べなければなりません。乾燥ブルーベリーでは、約12g~25g、ブルーベリージャムでは、約40g~90g、がアントシアニンの摂取量の目安といわれています。ですが、毎日これだけの量の食品を摂るのは現実的ではありません。

サプリメントに1粒あたり(もしくは1日の摂取目安量あたり)何mgのブルーベリーエキスが含まれるかという表記がありますが、アントシアニンはそのエキスの3分の1~4分の1程度しか含まれません。各メーカーによって、また原料によって、摂取目安量にも若干の幅がありますが、一般的に推奨されている1日の摂取目安量はアントシアニンを25%以上含むブルーベリーエキスを120~250mg、アントシアニン換算量で40~90mg程度摂れる製品がよいとされています。

ただ眼精疲労など眼に関する効果効能を目的として開発されているサプリメントには、ルテインやカシス、DHA、メグスリノキなどを複合的に配合して相乗効果を期待しているので、上記の量はあくまでも目安と考えてください。

profile

クマノミドー眼科 熊埜御堂隆 先生

クマノミドー眼科は東京都中野区にて眼科全般、患者の皆さんの眼に関する病気について診察、 診療をしております。 コンタクト・緑内障・ドライアイ・アレルギー性結膜炎など眼の事ならお任せください。

-->