アリシンが豊富に含まれる食品
◯アリシンの効果的な摂取方法
アリシンはニンニク、ネギ、玉ネギ、ニラ、あさつきなどの野菜に豊富に含まれています。アリシンはそのままの状態では自生しておらず、刻んだり潰したりして細胞を壊すことで発生するという特徴があります。
アリシンは安定した化合物とはいえず、揮発性もあるため放置しているだけでも徐々に失われてしまいます。熱にも弱いため、加熱するよりすりおろした方がよりたくさんのアリシンを摂取することができます。
◯加熱したアリシンにも認められている健康パワー
生で食べた場合の方が殺菌作用、免疫機能の向上機能、ガン予防効果などは高まりますが、加熱されたアリシンにも優れた健康効果があります。それは悪玉コレステロール値を下げる作用、中性脂肪を減少させる作用、気管支炎を予防する効果、咳を止める効果、血行をよくする効果など、さまざまな作用です。アリシンが豊富に含まれている食品の代表がニンニクですが、WHO(世界保健機構)もニンニクの持つ脂質異常症への効能や動脈硬化の予防効果を認めています。
ただしアリシンが含まれた食品を食べ過ぎると貧血や腹痛が起こったりする可能性も報告されています。ニンニクの場合、生の状態で1日1片程度、加熱したもので2~3片程度を限度にして、食べ過ぎにはくれぐれも注意しましょう。
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