ビタミンの吸収を良くするためには??

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ビタミンの吸収
良くするためには??

梅雨はどこに行ってしまったのでしょうか・・・、あっという間に夏のような気候になってきました。
こんな天気が続く時に気をつけたいのが「体調不良」です。
6月は祝日が1日もないため、いつもよりお休みが少なく、さらに気温の変化によって体調の変化を感じる方が多い季節、こんな時期にはビタミンをしっかり摂る事をおすすめします。
とはいってもビタミンを上手に摂り入れるためには、コツがあります。
今日はそんなビタミンの摂り入れ方についてお話をしたいと思います。

「吸収を良くする」とは?

一口にビタミンと言っても、種類がたくさんあり、それぞれに「性質」があります。
その性質は、大きく分けて油に溶けやすい性質と水に溶けやすい性質の2つです。
それぞれの性質を知る事で体への「吸収を良くする」ということが可能になるのです。
それでは、それぞれ解説していきましょう。

油に溶けやすい性質
一般的には「脂溶性」といわれ、油(脂)に溶けやすく、水に溶けにくい性質を持つビタミンの総称。
この性質を利用して、炒め物や揚げ物など、油を使った調理法が有効なのは、ビタミンA、D、E、Kの4種類。
担し水に溶けにくいという性質上、多く摂り過ぎると尿と一緒に排泄されにくいため、過剰症が挙げられるのがこのタイプのビタミンです。
※普段の食事をしている分には問題ありません。
サプリメントなどで積極的にこのビタミンを摂っている方は過剰摂取にならないよう摂り入れる際は注意しましょう。
水に溶けやすい性質
一般的に「水溶性」といわれ、水に溶けやすく、油(脂)に溶けにくいという性質のビタミン。主にビタミンB群やCなどが代表的な水溶性のビタミンといわれています。
水溶性ビタミンを含む食品を長時間水にさらすと、食品中のビタミンが水中に溶け出してしまうため、一度に大量に摂っても尿として排泄される特性があり、過剰症になりにくいのが特徴。
水溶性ビタミンの摂り入れ方は「1日1回」ではなく、毎日の食事でまんべんなく摂るようにし、サプリメントなどで補給する場合は、1日の目安量が2粒以上であれば、それを分けて飲むことをオススメします。
ビタミンB群やCなどが代表的な水溶性のビタミンといわれています。

ビタミンは体の調子を整えるのに欠かせない栄養素です。
1つの食材に複数のビタミンが入っており、 その種類によって働き方が違うので、性質によって摂取の仕方を工夫してみましょう!

著者プロフィール

磯村 優貴恵

管理栄養士・フードコーディネーター・薬膳インストラクター。ダイエット専門のサロンでの食事指導を経験後、料理人として3年間飲食店の厨房に立つ。現在は料理と器の相性を大切にし、美味しく、健康的な料理の開発や執筆に携わる。プロフィールを詳しく見る