主食をより栄養豊富に!雑穀米のススメ

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主食をより栄養豊富に!
「雑穀米のススメ」

私は数年前から、我が家で炊くお米を雑穀米にしているのですが、「同じく我が家も雑穀米です。」という方はどのくらいいらっしゃるのでしょうか。
白米から雑穀米にした理由はたくさんありすぎで説明しきれませんが、至極簡単に言えば、「毎日必ず口にする主食をより栄養豊富なものにするため」です。
雑穀とは、米と小麦以外の穀物のことを指します。
あわ、ひえ、きび、そば、麦、ハトムギ、アマラサンス、キヌアなどが有名です。
また、有色古代米と呼ばれる赤米や黒米を雑穀の仲間に入れることもあります。
雑穀には、炭水化物の他にも良質な脂質とタンパク質(必須アミノ酸)、そしてビタミン・ミネラルが含まれています。
雑穀が含む栄養素のバランスというのは、なんと人間の体に必要な栄養素のバランスにぴったりであることが分かっています。
こんな理想的な食品を、主食として摂取しない手はありませんよね。
では、雑穀の中でも私が特にお気に入りの雑穀2つを紹介します。
いきなり十何穀もの種類を食べ始めるより、お気に入りの雑穀を白米にブレンドして炊いて食べた方が、長期的に続けやすいと思いますよ。

アマラサンス

南米のアンデス山脈が原産の、古代インカ帝国時代より栽培されてきたと言い伝えられている雑穀。
栄養バランスが抜群に豊富なのが特徴です。
通常の食生活でつい不足しがちな鉄分、マグネシウム、リン、亜鉛、マンガンなどのミネラル類が充実している。
特にカルシウムは白米の約30倍も含まれている。
見た目はプチプチとした小粒の雑穀で、独特の匂いもある。
アマラサンスだけで食べようとするのは少し食べにくさを感じる場合もあるため、白米にブレンドしたり、旨みの出る昆布や干しキノコなどの食材と一緒に炊いたりすると食べやすい。

黒米

その名の通り黒い色をしたお米で、古代米と呼ばれる、生命力の強い雑穀。
中国では古くから滋養強壮に優れた食材として薬膳料理に使われていた。
ビタミン、ミネラルに加えて、黒い色素であるアントシアニン系のポリフェノールを摂取することができる。
白米とブレンドすると炊き上がりはお米がほんのり色づき、いつもと異なる風味が楽しめる。

著者プロフィール

磯村 優貴恵

立教大学コミュニティ福祉学部卒業後、大学院では臨床心理学を学ぶ。その後、臨床心理士となり教育現場でのスクールカウンセラーとしての活動や、 EAPにおける産業カウンセリングに従事。メディカルサプリメント指導士・食育指導士の資格を取得するなど、栄養指導の知識も有し、心身両面からのメンタルサポートをモットーに活動中。