大豆レシチンとはどんな成分?

大豆レシチンは体の掃除係!?

大豆レシチンとは、大豆に含まれる物質の中でも不飽和脂肪酸のことです。大豆レシチンは、細胞膜を作る重要な成分です。お肌や内臓、脳や神経など、体のあらゆる細胞膜に働きかけ、細胞を正常に保とうとするため、「若返りの栄養素」とも呼ばれています。レシチンは、リン脂質と呼ばれる脂質の一種で、水になじむ特性と油になじむ特性の両方を持ち合わせています。この特性から、天然の乳化作用の役割を担っており、血管の内側にこびりついたコレステロールを溶けやすくしたり、細胞内の不要な老廃物を血液中に溶かしたりすることで、血管内を綺麗にするとともに、血行を良くする働きがあります(レシチンの効果効能)。

血管内にコレステロールがこびりついた状態は、動脈硬化の原因に、また、血管内の老廃物は血行不良を招き、新陳代謝が低下する原因にもなります。また、血管内に作用するという大豆レシチンは血行不良、動脈硬化、高脂血症、心臓病、脳卒中など、血液や血管に関わる疾患の改善や予防に期待されています(レシチンと脳)。

大豆レシチンはダイエットの味方

大豆レシチンが血管内を綺麗にするという役割があることは既述ですが、血管内を掃除することのメリットは、病気の予防だけでなく、ダイエットの強い味方でもあるのです。レシチンは細胞膜の構成成分の一つで細胞への栄養供給、老廃物の排泄という、細胞の玄関口のような働きをしています。ダイエットで気になるのがコレステロールです。コレステロールは、動脈硬化の原因にもなりますが、細胞膜や神経組織の構成成分としてとても重要な働きをしているため、とても重要な脂質です。

食品からの摂取が少ない場合は肝臓で合成されて、血液によって組織に運ばれます。そして、血液中にコレステロールが増えすぎると肝臓に戻されます。この、コレステロールが血液中と肝臓を行き来する際にはリポタンパクというたんぱく質にくっついて移動しますが、この接着剤の役割をしているのがレシチンなのです。

そのため、レシチンを十分に摂取することで、余分なコレステロールをしっかりとリポタンパクにくっつけて、血中のコレステロールをコントロールすることが出来るのです。また、血管内に余分なコレステロールが溜まりにくくなることで、血行がスムーズになり、肩こりや冷え症などの症状の緩和にも効果を発揮します。毎日の食事でレシチンを十分摂取することで、体に無理のないダイエットをしましょう(レシチンの摂取目安量)。

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宮澤医院 宮澤 賢史

血液、尿、唾液など生体から得られる情報と十分な問診をもとに、治療を行なうクリニックです。標準的な治療以外にサプリメント、天然ホルモンを用いた栄養療法、食事指導を重点的に行なっています。病気を根本から治療するのにあたって正確な診断が必要です。そのために当院では様々な方法をとっており、重篤な疾患の場合でもその根本原因に対する治療を行なっていきます。

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