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- 銀座上符メディカルクリニック 院長 上符 正志 先生
1960年、山口県下関市生まれ。九州大学工学部在学中、医師が社会で果たすべき役割に目覚め転身。産業医科大学卒業後、横浜市民病院外科、北里大学医学部救命救急センター、益子病院内科などを経て、NYのザ・サレーノ・センターで行われている最先端治療プログラムを習得し、日本に導入。2010年、銀座上符メディカルクリニック開院。
20年の内科医の経験を経た後、治すことより予防に力を入れようと決意し、予防医療やアンチエイジングに取り組んでいる上符先生。優しい笑顔に穏やかな口調で最新の予防医療やオプティマルヘルスの概念について教えてくれた。どんな小さなことでも先生に相談してみたい、先生と話しているだけで安心できる、そう思わせてくれる魅力的な先生だ。
クリニックのコンセプトと主に行っている
治療内容について教えてください。
当院はアンチエイジング専門クリニックです。アンチエイジングとは見た目を若く保つことだけを指すのではなく「病気を積極的に予防する」、もっと踏み込めば「健康な人をより健康にする」という最先端の医療です。来院される方は「病院に行くほどではないけれどなんとなく不調」という方から「二度と大きな病気をしたくない」という方、「絶好調だけどもっと良くなりたい！」という人まで幅広いのが特徴です。病気、つまりマイナスからゼロベースに戻すのが通常の治療ですが、ゼロからプラスの状態をさらに伸ばしていくことが可能なクリニックです。
健康な人にとって、予防医学やアンチエイジングは
少しハードルが高い印象があるのですが。
来院する方々のきっかけはさまざまですが、日本人は心の優しい民族ですから「誰かのために健康でありたい」と考える方が多いと感じます。子どもに介護の負担をかけたくない、自分が倒れることで金銭的な苦労をかけたくない。そんな思いから健康なうちに病気の危険因子を取り除いておこうと考え、アンチエイジングを始める人が増えています。
予防医療に取り組み始めた頃は「なんとなく不調」という方が多かったのですが、今は間口が広がっています。単に「若々しく、綺麗でいたい」というのでもなく、「人生の質、自分自身のクオリティを上げたい」と考える人が増えているのです。予防医学は特別な人に向けた特別な手法ではなく、誰もが24時間実践できることで、ここではそれをより医学的に行っているのです。
ここに来られた方は具体的にどんなことをするのでしょう？
体の中には開けたことのないウインドウ（窓）がたくさんあります。まずそれを開けて、細胞や血液や遺伝的要素といったあらゆる体内の状態を数値化していきます。数値には年齢ごとに理想の基準値があります。この理想値と対象の方の体内評価を比較し、明らかな差がある場合は、それが不調の原因になるケースが多いのです。そこに必要な栄養素やナチュラルホルモンなどをパズルのピースのように安全に補います。すると数値は綺麗な円を描き全身のバランスが整います。誰もが20歳の状態になるのではなく、年齢ごとの理想的な状態に近づけばよいのです。
それはオプティマルへルスということですか？
その通りです。オプティマルへルスとは、直訳すると「最高・最善の健康状態」という意味です。「年齢に応じた最高の健康状態」「その年齢で最高レベルの健康状態を保つこと」ということを指しています。
そして予防医療を実践しながら「健康状態を保ち続ける」には「健康の先の目的」を明確にすることも大切です。健康とは手段ですから、健康であって何がしたいのか。趣味の登山を続けたい、仕事を続けたい、何でもいいのですが健康の先を意識することで、よりその方に適切な予防医療を実践し続けることができるのです。
最後に患者さんへメッセージをお願いします。
第一線でご活躍されているビジネスマンの方には特に予防医療を始めてもらいたいです。今は優秀な方ほど体調管理やプライベートの時間を大切にされていますが、100点の状態で終わりではなく、自分の限界を遠ざけていくことはいくつになっても可能で、それは大きな喜びです。また年齢に関わらず「寝ても疲れが取れない」と感じるようになったら予防医療を始めるサインです。当院には３歳の子どもも来ますが、年齢に関わらず足りていないもの、過剰なものが不調や疲労の原因になっていることは多いのです。健康は自分で自分に贈ることができる最高のプレゼントです。早すぎる老化現象は治療できますし、誰もが百寿者を目指せる時代はもうすぐそこまで来ています。
- 所属銀座上符メディカルクリニック
- 所在地東京都中央区銀座2-7-10 銀座ワカホ 第2ビル6F
- 最寄り駅銀座駅
- TEL03-5524-5588
- ホームページhttp://www.uwabu.com/
