品川イーストワンスキンクリニック水野 寿子先生

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体の内側からのアプローチでより効果的な治療を

品川イーストワンスキンクリニック 院長 水野寿子先生

経歴

北海道旭川市出身。1989年旭川医科大学卒業後、北里大学形成外科に10年間勤務。
同局退職後、美容外科クリニックにて3年ほど勤務したのち、
2003年4月に品川イーストワンスキンクリニック開設。医学博士。
日本形成外科学会認定医。美容外科学会会員。美容外科医師会会員。美容医療協会会員。

インタビュー

長年に渡って美容医療に関わってきた水野先生。美容も健康も個人個人の生活環境や生活習慣によって何が原因でどのように対処していくのが良いのかは当然変わってくる。その人に合ったアプローチを患者様との対話を通じて提案し続けているのであろう姿勢を、インタビューを通じて強く感じた。

先生は長年に渡って美容形成の医師として仕事をされておりますが、
その道に進んだきっかけはどういったものだったのでしょうか。

医学の分野は常に人の命を助けることが命題となっています。その為、多くの医師がそういった志で医師を目指すのだろうと思いますが、私自身はそれとは違った想いで医師を目指しました。表現が難しいですが、医学にも楽しく生きる為の面白い部分、遊びの部分があってもいいのではと。進学した大学には形成外科が無かったのですが、卒業後に入局した北里大学形成外科では当時は珍しい美容的なアプローチもしており、そこで様々なことを学ぶことができました。北里大学には10年程勤務しましたが、そこでは日本形成外科学会認定専門医の資格を取得しなければ美容の自由診療ができませんでしたので、医学博士の学位と共に取得しました。

品川イーストワンスキンクリニックは
どういった経緯で開業されたのでしょうか。

当時出向していた病院が競売に掛かってしまいまして、自分の身の振り方を考えた際に、美容医療により深く携わりたいと考え大学を辞めて、全国展開をしている美容クリニックに勤めることにしました。そこでは、曜日ごとに全国各地のクリニックで診療をするので、長崎、新宿、京都、新潟、博多と毎週全国を転々としていたのですが、さすがにそれで少し疲れてしまいまして(笑)。

そんな折にご縁があってこのクリニックを開業したのです。当然、自分がこれまで治療してきた経験を活かしながらも、この場所で患者様から要求されることも色々あって、その期待に応える形で今の診療形態になりました。

先生のクリニックでは体の内側からのアプローチということも謳っておりますが、
どういったものかお教えいただけますか。

例えば同じレーザーを使ってもその効果は個人個人で差が出ます。これは個々の身体のベースが異なるからです。 痩せた土地に作物が実らないのと同じで、人間も身体のベースが整っていなければどんなに高価な機械を使用しても芳しい効果が出ません。効果の出ないことを機械のせいにして、新しい機械が出たらそれを試してみようということになると、機械に引きずられてジプシーの様にクリニックを転々と渡り続けることになります。 であれば、内面から自分の環境を整えるということを考えてみてはどうでしょうかというのが、体の内側からのアプローチの意図になります。美容の機械は、系統は諸々ありますが、そもそもそこまで大きな差がありません。黄色人種の肌にレーザーを当てるとすれば必然的にその量や範囲は限られてきます。そうすると、患者様の望む効果を出す為に内面的アプローチを考えることは当たり前のことだと思います。
しかし、体の内側からのアプローチを考えるには、個人個人の生活スタイルや栄養状態を知る必要があります。その上で、私としては患者様の望むであろうアプローチの選択肢をどれだけ用意できるかということを考えます。 私は医学部生時代に西武百貨店でお菓子を売るデパートガールをやっていました。お菓子売り場に来たお客様にどういったものが欲しいかを伺って、ニーズに合わせた商品を提供します。医療も基本的には同じアプローチです。 西武百貨店では1歩前では無く半歩手前のものを提供するという教育を受けました。1歩を踏み出せないお客様も半歩なら踏み出せるかもしれない。その半歩の為の提案ができる商品を揃えておく。ここで学んだことは今、医師として患者様と向き合うときにも役立っております。

最後に、先生のサプリメントに対するお考えをお聞かせください。

現代人の食生活を考えると、食事では摂取しきれない栄養を摂る為にはサプリメントが必要だと考えています。 当クリニック近くのオフィスワーカーの方は夜遅くまで仕事をしている人も多く、夕飯がお菓子なんて人もいて、必要な栄養が足りていない人がすごく多いのではと思います。本来は必要な栄養は食事で摂取することが理想ですが、ワークスタイルを考えると、いくら理想的な食事を提案しても、環境的にその食事を得ることが難しいでしょう。それであれば、栄養を補完する為にサプリメントを利用することも必要だと思います。また、美容医療の観点からも、体の内側のベースを整えるためにサプリメントはいい手段になります。 ただし、本当に足りていない栄養が何なのかは検査をしてみなければ分かりません。当クリニックでは様々な検査方法で身体の状態を確認することができます。患者様の状態を見ながらどういったアプローチができるかのご提案をしますので、自分自身で納得したアプローチを選択して頂けます。アプローチ方法はまさに十人十色ですので、是非気軽に相談に来てください。

基本情報

  • 所属品川イーストワンスキンクリニック
  • 所在地東京都港区港南2-16-1 品川イーストワンタワー3F
  • 最寄り駅品川駅
  • TEL03-5479-3388(完全予約制)
  • ホームページhttp://bihadahime.com/index.html/