きのこの栄養とおいしい食べ方

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きのこの話(2)
「いろいろなきのこの栄養素」

以前きのこの豆知識についてお話しましたが、もう少しきのこの魅力について紹介したいと思います。
きのこは中国では古くから不老長寿の漢方として重宝されてきたほど体に良い食材です。
栄養素としては、タンパク質、糖質、ビタミン類、ミネラル類、食物繊維などが多く含まれており、人間の体には欠かせない必須栄養素が一つの食材に詰まっていることが分かります。
また、他の食材にはない、独特の香りや食感、うまみがあるというのも、きのこの魅力を際立てています。
さて、そんな魅力たっぷりのきのこですが、様々な種類が市場に出回っています。
旬のきのこを中心に、よく目にするメジャーなきのこから、少し珍しいものまで、それぞれの特徴を紹介します。
毎日の食事に取り入れてみて下さいね。

このキノコにはこんな栄養素!

マイタケ
ビタミン類(ビタミンB群、ビタミンD)やミネラル類(亜鉛、銅、カリウム)を多く含む。
味、香り、歯ごたえに優れており、日本の食用きのこの代表格。
かたく引き締まって弾力のあるものが良質。
ナメコ
ビタミンB1、B2、葉酸、食物繊維を含む。
独特のぬめりはムチンという糖とタンパク質の複合体。
うま味や香りはないが、汁物や酢のもの、和え物にしてぬめりを味わう。
小粒で笠が開いておらず、肉厚のものが良い。
ハナビラタケ
成分の半分近くがβ-グルカンで、その他の糖質やタンパク質も含むめずらしいきのこ。
花びら状に波打つ白いきのこで、見た目にも美しく、歯ごたえもしっかりあるため、高級食材として利用されている。
一般的にはまだあまり見かける事のできない希少価値の高いきのこ。
※ハナビラタケの研究を行っているユニチカさんにインタビューに行ってきました。
ぜひご覧ください。ハナビラタケ(成分PickUp)
アガリクス
糖質とタンパク質をバランスよく豊富に含む南米原産のきのこ
β-グルカンを多く含むため、健康食品として脚光を浴びたこともある。
品質が良い物はうま味もしっかりしているが、収穫後3日ほどでだめになってしまうデリケートな食材のため、生の状態よりも乾燥品や粉末などに加工したものが主。

著者プロフィール

磯村 優貴恵

立教大学コミュニティ福祉学部卒業後、大学院では臨床心理学を学ぶ。その後、臨床心理士となり教育現場でのスクールカウンセラーとしての活動や、 EAPにおける産業カウンセリングに従事。メディカルサプリメント指導士・食育指導士の資格を取得するなど、栄養指導の知識も有し、心身両面からのメンタルサポートをモットーに活動中。