日常生活での
「水分補給のタイミング」
こんにちは！管理栄養士の磯村です。
今回は水分補給のお話、第4回目。
回を重ねるごとに段々とムズカシイ内容になってきましたが、今回は水分補給の基本についてお話します。
水分を補給するタイミングですが、とにかくのどが乾いた時・・・ではありません。体に水分を吸収してもらうためには摂るタイミングが重要になるのです。
それでは日常、生活する中でどのタイミングで水分補給を行うべきなのかをご紹介します。
水分補給をするタイミングとは
水分補給のタイミングは、ずばり何かをする「前」がキーワード。
汗をかく前や外に出る前など、体から水分が出ていく「前」に先回りして補給するのがベストなのです。具体的には次の通りです。
- 起床時
- 寝ている間にも水分はどんどん失われていきます。
体内の水分量が減ると血液の粘度が増し、いわゆる「ドロドロ血」の状態に近くなり、栄養分や老廃物の代謝がスムーズにいかない状態になります。
それを防ぐためにも朝、起きたらコップ1杯の水やお茶を飲みましょう。
- 運動・外出前
- 「汗をかいたら水分補給」
これはもう常識ですが、体の細胞レベルまで水分が浸透するには30分以上もかかります。
そのため汗をかく前や外出前など、行動する前にしっかり水分補給をし脱水しないよう予防しましょう。
- 入浴前後
お風呂では全身水に触れることから、あまり水分が出ていくイメージではないのですが、お風呂やシャワーの温度は体温より高いことがほとんど。
体温より高い場所にいると、当然体は体温を一定に保とうとし発汗が起こります。
そのため、入浴の前後には水分補給を行うようにしましょう。
量に関しては個人差がありますので、半身浴などをされる方は多めに水分補給をすることをおすすめします。
- 就寝前
- 就寝時には水分が出ていくことを考慮し、脱水を未然に防ぐため就寝前にも水分補給をするようにしましょう。
ただし、大量に摂ると夜中にお手洗いで起きたり、むくみの原因となりますので、口を湿らせる程度～100mlほどがおすすめです。
管理栄養士・フードコーディネーター・薬膳インストラクター。ダイエット専門のサロンでの食事指導を経験後、料理人として3年間飲食店の厨房に立つ。現在は料理と器の相性を大切にし、美味しく、健康的な料理の開発や執筆に携わる。プロフィールを詳しく見る
水分補給は「ちょこちょこ」が重要。
こまめに水分を補給することで、常に体内に必要な水分がある状態をキープしましょう。