日焼け止めだけでは不十分。「飲む日焼け対策」してますか?を紹介。サプリメント・健康のお得な情報。カラダにキク「サプリ」

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日焼け止めだけでは
不十分。
「飲む日焼け対策」してますか?

日焼け止めだけでは不十分。「飲む日焼け対策」してますか?

暦の上では夏も後半戦ですが、日差しはまだまだ強く気になるのはやっぱり紫外線。
太陽の光を浴びることはとても気持ちが良いのですが、怖いのはそのあと……。紫外線をたっぷり浴びたお肌はシミやしわ、乾燥などさまざまな肌トラブルが起こりやすい状況になっています。
SPFの高い日焼け止めをしっかり塗って対策している方も多い中、最近注目されているのが内側からの「飲む日焼け対策」です。
そう、日焼け対策は内と外から行う時代!
そこで今回は食べ物からできる日焼け対策をご紹介しましょう。

やっぱりイチオシ
「ビタミンC」でインナーケア

美容の味方といえばやっぱりビタミンC。
ビタミンCは紫外線によって発生した活性酸素と戦って、お肌を守る働きがあります。
ビタミンCと聞くとレモンを想像される方が多いのですが、実はもっと多く含まれる夏野菜があります。

それは赤パプリカ!

レモン100gに含まれるビタミンCは約20㎎に対して、赤パプリカ100gに含まれるビタミンCはおよそ170㎎。
パプリカ1個で100~150gありますので、1個食べると大人が1日に必要なビタミンC(100㎎)を摂ることが出来ます。パプリカはほとんど調理不要。カットするだけでサラダになりますので、是非この季節は手軽に食べてもらいたいです。
パプリカをそのまま食べるのが難しい……という方は、オレンジやグレープフルーツなどと一緒にミキサーにかけてスムージーにすると飲みやすくなりますよ。

ビタミンCの効果的な摂取方法は2つ

サプリメントに抵抗のある方も、夏の間だけでもビタミンCはプラスして摂取してみることをお勧めします。
ビタミンCは水溶性ビタミンですから、摂取しても数時間後には不要な分は体外に排出されてしまいます。

もちろん私たちの体内で合成することもできませんから、一日3回程度に分けてこまめに摂取することでビタミンCを体内に一定量保つことができます。
そうすれば、どの時間帯で強い日差しやストレスに襲われてもビタミンCが戦ってくれそうですよね!

さらに飲むタイミングにもこだわって。ビタミンCは食後に飲むことで体内での滞留時間が長くなることもわかっています。
これは他の栄養素と一緒になって働いてくれるためです。逆に空腹時に摂取してもすぐに体外に出される可能性があるため、あまり効果的とはいえません。
スムージーなどにトッピングするのもオススメです。

「美肌」に注力したいのであれば、コラーゲンと一緒に摂取することもオススメの飲み方です。

アスタキサンチンでさびないお肌を!

そして最近注目が集まっている美容成分のひとつがアスタキサンチン。
これはエビやカニ(特に殻の部分)、いくら、サーモンなどの赤い色素に含まれる成分で、抗酸化作用がとても高いことが報告されています。

紫外線を浴びるとお肌の中では活性酸素が大量に発生し、これがお肌の細胞を刺激することでトラブルが起きやすくなります。
アスタキサンチンは紫外線を浴びる前だけでなく、紫外線を浴びてしまった後も十分に摂ることでお肌を守ることができます。

海老やカニの殻を食べるのは難しいですが、干しエビは卵焼きやお好み焼き、おにぎりと取り入れやすい食材です。また、サーモンはお寿司などでさっぱりといただけます。

鮭にもアスタキサンチンは含まれますので、朝食に取り入れることで毎日のインナーケアに役立ちます。
サーモンを食べる時にレモン汁を加えれば、ビタミンCもプラスされ相乗効果も期待できますね!
ビタミンCもそうですが、アスタキサンチンは最近コスメにも添加されています。食事からの摂取とコスメによる外側からのケアをすれば、鬼に金棒です。

大切なのは続けること!

ビタミンCもアスタキサンチンも1度に大量に摂ったからと言って綺麗になる、というものではありません。
毎日の食事で摂り入れ続けることでお肌への紫外線対策に役立ちます。
8月の今頃からこの2つを積極的に摂取しておくことで、9月以降の紫外線対策になりますし、夏前半で疲れてしまったお肌のケアにもなりますよ。

9月、10月の紫外線も侮れません。
SPF値の高い日焼け止めを買い足すのは躊躇われるかもしれませんが、せめて「食べる紫外線対策」を続けましょうね。

著者プロフィール

磯村 優貴恵

管理栄養士・フードコーディネーター・薬膳インストラクター。ダイエット専門のサロンでの食事指導を経験後、料理人として3年間飲食店の厨房に立つ。現在は料理と器の相性を大切にし、美味しく、健康的な料理の開発や執筆に携わる。プロフィールを詳しく見る