食事中の姿勢の悪さが消化不良を招く

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「食事時の姿勢」は
消化に大きく影響する?

近年、健康に関心を持っている方が多くなり、テレビやラジオ、雑誌などでも食事・健康関連の話を聞かない日はありません!その影響もあり、食事の「内容」に関して気にされている方も多いと思います。しかし、食事の大切さはメニューが全てではありません!今回は食事をする時の「姿勢」についてお話したいと思います。

食事の姿勢をチェック!

突然ですが、皆さんはどのような姿勢でごはんを食べていますか?


□ 肘をついている
□ 背中が丸くなっている
□ テレビを見ながら食べてる
□ イスや座布団、床に、だらりと座っている。
□ 足を組んでいる

ひとつでも当てはまるものはありましたか? 実は、食事をする時の姿勢は「消化」に大きく影響しているのです。

肘をつく、猫背→消化がうまく進まない
肘をついて食べることは、マナーとしてもNGですがそのときの姿勢を想像してみてください。
肘をついているほうだけ体が曲がっていませんか?猫背の状態では胃のあたりが丸く、くぼんだり、顎が前に出たりしていませんか?こうした姿勢は、食べ物が口→食道→胃に入っていく際にまっすぐ降りていくことが出来ずに胃の上部でたまり、上手く消化が出来ない状態になるのです。
テレビを見ながら→満腹感を感じにくい
これは、多くの方が当てはまるのではないでしょうか。テレビを見ながら食べると、ご飯を食べることに集中している時よりも満腹中枢が鈍くなってしまいます。つまり、ダイエットしたい方は要注意!
「テレビを見るな!」ということではなく、テレビばかりに集中せずに「きちんと食べる」事を1番に考え満腹中枢を刺激する様にしましょう。
イスの座り方が悪い→消化不良を起こしやすい
どうしても楽な姿勢となると、ついついおしりをずらすように座ったり、足を組んだりといった座り方になってしまいます。この座り方は、電車の中でも良く見られますが、姿勢が崩れてしまうのは筋力の低下が原因。
腹筋や背筋が弱いとどうしても背もたれや骨に頼ってしまい、必要以上に体に負荷がかかってしまうのです。
この結果、体の歪みに繋がったり、体が折れ曲がった状態での食事になるので、消化不良の原因になったりします。

なんだか胃が重い、食べても満腹感がイマイチ感じられない……。そう思われている方はまず、「食べる姿勢」から見直してみませんか。消化力を高める食材についてはパイナップルキウイフルーツスパイスなどにも注目してみてくださいね。

 

著者プロフィール

磯村 優貴恵

管理栄養士・フードコーディネーター・薬膳インストラクター。ダイエット専門のサロンでの食事指導を経験後、料理人として3年間飲食店の厨房に立つ。現在は料理と器の相性を大切にし、美味しく、健康的な料理の開発や執筆に携わる。プロフィールを詳しく見る