ラクトフェリンの
摂取量の目安は?

ラクトフェリンの摂取量や効果的な摂取方法

ラクトフェリンは母乳(特に初乳)に多く含まれているため、私たち人間は生まれたばかりの早い段階で摂取しているなじみのある成分です。また、母乳以外でもチーズやヨーグルトなどの乳製品にも含まれていますので、長い食経験があります。このようなことから、ラクトフェリンは安全な成分ということがいえるでしょう。

多くの機能性成分と同様に、ラクトフェリンの効果をしっかりと得るためには、就寝前に飲むことが推奨されています。これは、就寝前から就寝中など、胃腸が十分にリラックスした状態で摂取することによって、ラクトフェリンが腸に届いた時にも一番吸収が高まると考えられているからです。

摂取量としては特に決まりはありませんが、1日に150mg~300mg程度の摂取が適当だと言われています。また飲み合わせや相互作用についても気になるところかもしれませんが、ラクトフェリンは他の食べ物やサプリメント、医薬品などと組み合わせて飲んで何らかの問題が起こったという報告はいまのtころありません。しかし、ラクトフェリンを含むものは基本的に「乳製品」ですので、サプリメントの過剰摂取によってお腹がゆるくなる可能性があります。乳アレルギーの人は注意が必要といえます。

そして食品においても乳製品は動物性の食品ですので、食べ過ぎるとエネルギーや脂質の過剰につながるので注意が必要となります。ラクトフェリンの効果をしっかりと得るためには、適量を毎日継続して摂ることが重要です。

ラクトフェリンとラクトフェリシン

ラクトフェリンは体内に入るとその一部が胃から出るたんぱく質分解酵素によってもとのラクトフェリンよりも強い抗菌性を持つ「ラクトフェリシン」が生成されることが分かっています。このラクトフェリシンとそれ以外のラクトフェリン由来ペプチド、そして元のラクトフェリンは腸管免疫系に存在する腸管上皮細胞レセプターや樹状細胞、リンパ球などに作用してこれらの細胞を活性化や、病態部位での感染症の改善、炎症の抑制、がん予防に働いているものと考えられています。ラクトフェリンの働きを最大限に引き出すには、まず基本的な生活リズムや食事のバランスを整えることも重要です。

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メディアージュクリニック青山 椎名邦彦院長

出産や高度不妊治療、若年層の月経に関するトラブル、婦人科疾患・ガンの治療と多岐に渡り、長年女性の一生に向き合う中で、健康や外見面の美しさ、内面的な充実、そしてアンチエイジング医療など、トータルな女性医療の重要性を実感。

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