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低分子ヒアルロン酸とは?

低分子ヒアルロン酸は体内に吸収されやすい

人間の身体に存在するヒアルロン酸は高分子の構造で、年齢や存在する部位によって分子量も異なります。同じように、動物から抽出される天然のヒアルロン酸は高分子で非常に大きいものです。そのため、摂取しても吸収されにくく、体内に取り込むことが難しいようです。さらに、分子量が大きく肌からも吸収されにくいため、化粧水や美容液など外用からからも取り込むことも難しいのです。

そこで注目されるのは人工的に抽出された低分子のヒアルロン酸です。分子量を小さくすることで体内からも、体外からも吸収されやすいように改良したものです。現在ヒアルロン酸のドリンクやサプリメント、美容液などで使用されているものが多くなっています。ただし低分子化することによって保水力は少々低下します。つまり高分子だと保水力は高いが吸収されにくい、低分子だと保水力は低くなるが吸収はされやすいという現状です。吸収されたヒアルロン酸が体内で再合成されることも考えられるため、天然の高分子ヒアルロン酸をよりも低分子ヒアルロン酸を摂取するほうが効果を期待できるようです。

高分子ヒアルロン酸も活用されている

美容外科や関節炎の治療でのヒアルロン酸注射は、分子量が大きいままのほうが体内に吸収されにくいため、その効果を持続させることが可能です。

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メディアージュクリニック青山 椎名邦彦院長

出産や高度不妊治療、若年層の月経に関するトラブル、婦人科疾患・ガンの治療と多岐に渡り、長年女性の一生に向き合う中で、健康や外見面の美しさ、内面的な充実、そしてアンチエイジング医療など、トータルな女性医療の重要性を実感。

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