いちじくに含まれる栄養素は？

いちじくに含まれる栄養素は？

その栄養価の高さから「不老長寿の果物」といわれてきたいちじく。いちじくには食物繊維、鉄分・カリウム・カルシウムなどのミネラル、ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンCなどのビタミン類などが、バランスよく含まれています。 食物繊維、中でも水溶性食物繊維であるペクチンが特に豊富で、果物の中ではトップクラスの含有量です。ペクチンには便秘の解消や腸内の善玉菌の活性化をサポートし、腸内環境を整えてくれる効果があります。腸内環境を整えることは、肌荒れの解消や免疫力アップにも役立ちます。

また、いちじくにはタンパク質の分解酵素フィシンが含まれているため、胃もたれの予防や解消、二日酔いの予防にも効果的です。そのため食後にデザートとしていちじくを食べるのは理にかなっているのです。 さらにいちじくの果汁から抽出したベストアルデヒドという成分には抗がん作用があるのではないかと、いま注目されています。まだまだ研究段階のようですが、今後の報告が期待されます。 いちじくを乾燥させたドライいちじくは、生のいちじくに比べて、鉄分やカリウムなどのミネラル、食物繊維、ビタミンB群、ポリフェノール類、植物性エストロゲンなどの含有量が増えるとされています。ドライいちじくは生のいちじくよりも手軽に食べられるため、仕事や家事の休憩時やおつまみなどに取り入れてみるのもよいでしょう。特に女性特有の疾病や、むくみ、妊娠中の鉄分不足などに悩む女性にもドライいちじくは強い味方になってくれます。