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EPAとDHAの違いと相乗効果とは?

EPAとDHAの違いと相乗効果

EPAとDHAは同じ不飽和脂肪酸の仲間で、分子構造も働きもよく似た成分です。また、どちらも青魚に多く含まれていることが知られています。サプリメントではこの2つの成分が同時に含まれていることがほとんどです。
EPAとDHA には大きな違いがあります。EPAは血液脳関門といわれる脳への入り口を通り抜けることができませんが、DHAはそれが可能でダイレクトに脳神経の栄養分となることです。
またEPAは高い血小板凝集抑制効果があり、心筋梗塞や虚血性心疾患などの予防効果があるとされますが、一方でDHAの血小板凝集抑制効果はEPAほどではありません。どちらの成分が良い悪いではなく、EPAとDHAは両方で相乗効果をもたらします。そのため一緒に摂取することが効果的とされ、サプリメントなどでは両方が配合されているのです。
食事から摂取する場合は問題ありませんが、サプリメントで摂取する場合は両方バランスよく摂取できるように成分量に注目してみるとよいでしょう。

・EPAとDHA、双方に期待される作用としては
血小板凝縮抑制(EPAのほうが効果的とされる)/動脈硬化の予防/血栓症の予防(EPAのほうが効果的とされる)/抗炎症、抗アレルギー作用(EPAのほうが効果的とされる)
・DHAだけに期待される作用
記憶力の向上/認知症の予防
また2015年版の「日本人の食事摂取基準」でもEPAとDHAを1日1g以上摂取することが望ましいとされています。

EPAとDHAの違いと相乗効果

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サプリ編集部

サプリメントに含まれる有名な成分をサプリ編集部が詳しく紹介します。 食品成分に含まれるさまざまな健康効果を学び、普段の食事からバランス良く栄養を摂りつつ、 必要な場合はサプリメントも上手に取り入れることで、健やかな毎日を過ごしましょう。

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