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アルブミンを
多く含む食品は?

アルブミンを多く含む食品はタンパク質の多い食品

アルブミンとは」でも解説した通り、私たちの体内ではアルブミンはたんぱく質をもとに肝臓で生成されています。そのためたんぱく質を多く含む食品を摂取する必要があるのです。たんぱく質を多く含む食品として、牛肉・豚肉・鶏肉といった肉類、卵・豆腐・納豆といった大豆たんぱく、牛乳・チーズ・ヨーグルトといった乳製品、かつおなどの魚類を挙げることができます。特に肉類は、たんぱく質だけでなく鉄分や脂肪などの他の栄養素を一緒に摂取することが可能なため、必要なたんぱく質から効率的にアルブミンを生成することができます。しかし、これらのみを大量に食べていても、リンや尿素窒素が高くなるだけで、アルブミン値はたいして上がりません。

そのためたんぱく質、炭水化物、脂肪をバランス良く摂取することが大事です。またアルブミンを効率良く生成するためには、ビタミンやミネラルの存在も必須です。野菜や果物、海藻類なども一緒に摂りましょう。アルブミンのみ抽出されたものを摂ろうとするのではなく、タンパク質量が十分でその他の栄養バランスのとれた食事を心がけ、体内でアルブミンが合成されるよう促すのももっとも健康的かつ効率的です。

近年はアルブミンの中でも小麦アルブミンの血糖値抑制作用に注目が集まっていて、血糖値対策をしたい人はそのような作用を持つサプリメントや健康食品を利用するのも一つです(機能性表示食品としてのアルブミン)。

アルブミン値が高くなりすぎると喉が渇きやすくなるといった脱水症状が起こったり、頭痛や吐き気が起こることが報告されています。またアルブミン値が低すぎると貧血や免疫の低下、むくみなどが起こりやすくなります。自分のアルブミン値が正常かどうかは血液検査と尿検査によって判断することができ、基準値は4.10~5.10g/mlとなっています。

近年「新型栄養失調」という言葉が話題です。十分なカロリーを摂取しているのに、その中身は糖質と脂質がほとんどでタンパク質やビタミン、ミネラルが不足していることを指しています。タンパク質不足は特にアルブミンの低下を招くので、タンパク質やアミノ酸を多く含む食品も意識して食べるようにしましょう

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サプリ編集部

サプリメントに含まれる有名な成分をサプリ編集部が詳しく紹介します。 食品成分に含まれるさまざまな健康効果を学び、普段の食事からバランス良く栄養を摂りつつ、 必要な場合はサプリメントも上手に取り入れることで、健やかな毎日を過ごしましょう。

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