頭痛と自律神経の関係について解説します。病気の原因や症状、対策方法まで、健康づくりに役立つさまざまな情報など。

気になる病気や症状がある場合は調べてみましょう。

【頭痛と自律神経の関係】

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自律神経失調症の人も増えていますが、この病気の症状の一つが「頭痛」です。しかし頭痛と自律神経、一体どのような関係があるのでしょうか。また自律神経の乱れが原因で起きる頭痛には特徴があるのでしょうか。あるいは自律神経が原因で起こる頭痛には特別な対処法があるのでしょうか。病院では漢方などが処方されることもあるようですが、ここではセフルケアについても迫ります。


自律神経失調症の症状の1つに頭痛があり、自律神経と頭痛は実は大きく関係しています。病院で調べても原因がわからなかったり、薬を飲んでも繰り返し発症したりするという場合、原因は自律神経の乱れにあるかもしれません。


頭痛と自律神経の関係は?


自律神経とは、呼吸・血液循環・体温調節・消化・排泄・免疫などの体の機能を調整している神経で、自分の意思とは関係なく無意識に働いています。自律神経は交感神経と副交感神経から成り立っていて、活動していたり緊張やストレスがあるときは交感神経、休息していたりリラックスしているときには副交感神経が、それぞれ活発になります。交感神経には血管を収縮する働き、副交感神経には血管を拡張する働きがあります。しかし、何らかの原因で自律神経のバランスが乱れると血管の拡張や収縮がうまくいかなくなり、血管が収縮し続けると「緊張型頭痛」、逆に血管が拡張しすぎると「片頭痛」といった、頭痛を引き起こす原因になるのです。


自律神経の乱れによる頭痛の特徴は?

自律神経が乱れると血行不良が起こりやすく、頭痛とともに肩や首のこりがあるケースも少なくありません。また、めまいや冷え、微熱なども自律神経失調症の症状ですので、頭痛とそれらの症状を伴う場合は、自律神経の乱れによる頭痛を疑ってもよいでしょう。また、自律神経が乱れると体温調節がうまくいかなくなるため、季節の変わり目などで気温が急激に変化したときに症状がひどくなることがあります。


自律神経の乱れによる頭痛の対処法は?

自律神経の乱れは体の器官自体が悪いわけではなく、指令が上手く伝わらず機能が低下している状態です。そのため病院で検査をしても異常がみつからない場合も多く、症状が改善しないまま不安を抱えてしまうことがあります。
内科などで検査をしても原因が分からなかったり症状が改善されない場合は、自律神経の乱れが疑われますので、心療内科や精神科を受診してみましょう。自律神経の乱れを改善するため、病院では症状によって薬や漢方などによる治療が行われます。ただし、自律神経を乱す要因には、精神的・肉体的なストレス、体の歪み、冷え、ホルモンバランスの変化などが考えられますので、根本的な原因を取り除くことも必要です。薬で一時的に症状が改善しても、原因となるストレスや生活習慣が変わらない限り、完全に治すことは難しいのです。自律神経の乱れを改善するためには、栄養のある食事や十分な休息、適度な運動などにより、生活習慣を自ら整えていくことが大切になります。

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【頭痛をもっと知る】

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