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キシリトールとはどのような成分?

キシリトールとはどんな成分?

ガムやミント系タブレットに使われているキシリトールは糖アルコールの一種で、ギリシャ語の「木」が語源です。日本では「木糖」と呼ばれていました。野菜や果物に豊富に含まれるほか、人間の体の中にも存在する成分で、肝臓では1日約15gのキシリトールが作られています。
キシリトールは5つの炭素を持ち、甘味炭水化物と呼ばれています。その仲間にはソルビトール、マンニトール、マルチトールがあり、さまざまな食品の甘味料として使われています。

日本で使用されているキシリトールは主にフィンランドから輸入されています。フィンランドでは製紙業が盛んでシラカバが多く使われますが、その残りを利用してキシリトールが作られているのです。ガムやタブレットに使われるキシリトールの人工甘味料は、シラカバのほかにカシの木からも抽出されます。これらの木にはキシランへミセルロースが含まれていて、この成分を分解してできるキシロースに水素を加えてキシリトールを作ります。
キシリトールの甘みは砂糖と同じぐらいですが、カロリーが砂糖より少なくて、熱を加えても変化しないこと、爽やかな清涼感を持つのが特徴です。

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サプリ編集部

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