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ビオチンとはどんな成分?

ビオチンとはどんな成分?

ビオチンはビタミンB群の1つです。ビタミンH、ビタミンB7と呼ばれることもあります。1935年にオランダの研究者ケーグルが卵黄の中から発見した成分です。水溶性で熱に弱いので、ビオチンを含む食品を加工すると成分が減少します。
ビオチンは古くから皮膚病の治療に効果があるとされてきましたが、最近はアトピー性皮膚炎の治療に用いられています。アレルギー物質は体内に入ると細胞が刺激を受けてヒスタミンと言う化学物質を放出します。ビオチンは、この物質の元となるヒスタミンを体外に出すことで、アレルギーを緩和するのです。

ビオチンは野菜や果物にはごく少量しか含まれません。多く含まれる食品は、卵黄のほかには酵母、牛のレバー、豆類、穀類です。これらの食品を過剰に摂取しても尿に含まれて排泄されるので問題はありません。しかし、妊娠中の人は生まれてくる子どもの発育に支障が出ることもあるので、適量を摂取しましょう。

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サプリ編集部

サプリメントに含まれる有名な成分をサプリ編集部が詳しく紹介します。 食品成分に含まれるさまざまな健康効果を学び、普段の食事からバランス良く栄養を摂りつつ、 必要な場合はサプリメントも上手に取り入れることで、健やかな毎日を過ごしましょう。

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