クロムが含まれる食品は？

クロムを多く含む食品

クロムは、そばなどの穀類、牛肉、豚肉、鶏肉、レバーなどの肉類、あなご、うなぎ、あさりなどの魚介類、ほかにもナッツ、豆、キノコ、海藻、サトイモ、プロセスチーズなどに多く含まれています。穀類には多くのクロムが含まれていますが、精製することで失われてしまいます。玄米や小麦胚芽などの精米されていない穀物には、クロムは多く含まれています。
食品に含まれる3価クロムの吸収率は非常に低く、0.5％に満たないといわれています。主に小腸で吸収されますが、その腸管吸収メカニズムはいまだに明らかになっていません。

また、クロムの摂取による健康被害についても、まだ明らかになっていない部分が多くあります。厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準」でも、耐容上限量などは策定されていません。ただし、日本人の通常の食生活において不足することはまずないとされています。